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第118話 リフォーム

 翌日も朝からリフォームだ。

修復魔法という便利な魔法を乱用したらインベントリの中の木材がみるみる減っていき、ボロ屋は古びた中古住宅っぽい外観になった。


「アルバロよろしく」

「オッケー」

 水回りは現代風しか受け入れられない私たちは召喚で日本のお風呂やトイレ、システムキッチンを取り寄せてアルバロに設置してもらった。取り寄せた段階でこちらの世界に合った素材に変換され、電気やガスではなく魔石で動く仕組みになったけど普通に使える。


 魔力切れ寸前まで修復魔法を使って一応住めるようになった。

 塗装がはげていた外壁はアルバロが塗ってくれた上に、修復でヘトヘトな私たちに代わってリザと一緒にハナをお散歩ダンジョンに連れて行ってくれた。



「ご飯の支度しちゃおうか」

「そうだな。今日は早く食って早く寝よう」


 簡単にメインはソーセージとほうれん草のクリームシチューにした。副菜はコンビーフとじゃがいも入りのオムレツ。あとは屋台で買ってインベントリに入れておいた串焼き、作り置きのパンを出すことにした。手っ取り早く作れてお腹にたまるメニューだ。



「ただいまー!」

お散歩からみんなが戻ってきた。


「おかえり、お腹すいてる?」

「うん!」

「じゃあご飯にしようか」

「やったあ」

ご飯の一言でハナが大はしゃぎだ。


「新しいキッチンはどう?」

「使いやすかったよ、設置ありがとう」

「うん」



「おいしー」

「ハナはオムレツが気に入った?」

「オムレツもシチューもおいしいよ」

「もっと食べる?」

「リンゴたべたい。ウサギにして!」

「はいはい」

 リンゴをむいてあげるとシャクシャクと美味しそうに食べた。



 3LDKなので父さんとリザに1部屋、アルバロに1部屋、ハナと私で1部屋だ。


「カナちゃんと寝るの久しぶり!」

 ハナが抱きついてきた…いい!すっごく可愛い!もちろん抱きしめ返した。

「ハナがあったかーい」


 冬が近いのでハナのモフモフの毛皮が気持ちいい。久しぶりに一緒に眠って嬉しかった。ちょくちょく王都の家に泊まろうと決めた。

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