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第100話 指名依頼を達成

 シーフードダンジョンに来た。

何日か採取を続けたらハナがダンジョンでドカンしたいと言い出したのだ。



「早く次の階に行きたいー」

「もう少しね!もう少しだから」

 地図を書き出す作業の間、ぐずるハナの子守はアルバロだ。だいぶ手を焼いているようだが頑張ってくれ。


「6階の地図はこれで大丈夫そうだね」

「次の階に行くか」

「おそいよー」

「ごめんごめん」

 抱きしめると機嫌を直してすりすりしてくる…すごく可愛い。


 ハナとリザが魔物を倒している間に父さんと私がマッピングスキルの地図を写したりドロップ品を拾って魔物とドロップ品をリスト化したり効率よく回っても3時間で10階がやっとだ。


 10階のセイフティゾーンでお昼、20階のセイフティゾーンでおやつの時間になった。1日かけてスイーツを作りまくった中から出そう。


「今日はいちじくのタルトだよ」

 紅茶風味のカスタードとホイップクリームを重ねた上にフレッシュないちじくを山ほど乗せてある。カットした状態でインベントリに入れておいたから出すだけだ。たっぷり複製してあるからアルバロは好きなだけ食べてくれ。



「おいしー」

「本当に美味しいね!」

「ダンジョンのいちじくが美味しいんだよ」

「クリームとのバランスが絶妙だよ、美味しいな〜」

今日もアルバロはホールの半分くらい食べた。


 30階を制覇したところで夕飯の時間になって我が家に帰った。翌日も朝から続きを攻略し、夕方までかかって最上階の地図を書き上げてセイフティゾーンでご飯を食べてから帰還した。



「おかえりなさーい!」

テンション高めのダンジョン職員の皆さまに出迎えられ、奥の部屋に誘導される。


「魔物一覧とドロップ品一覧と地図です」

「ありがとうございますー!」


 提出物を確認してもらっている間にドロップしたフルーツを出す。

「見たことも聞いたこともないフルーツがあると思うので実物もどうぞ」

「助かりますー!」


 調査結果を参考に準備してダンジョンに入ってみるとのことだった。意外とこのダンジョンは難易度が高いので心配だったが、普段から不人気ダンジョンなため定期的に討伐が必要で月イチで制覇しているので元からいる魔物は大丈夫とのことだった。

 強い職員ほど不人気ダンジョンに配属されるとため息を吐いていた。



依頼票に職員さんのサインをもらって我が家に帰った。

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