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俺は彼女を可愛くしたい  作者: 千葉 涼介
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戦略03 作戦会議①

新歓も終わり本当だったらお昼を食べてる時に決めた[瑠璃を可愛くさせよう作戦]について帰り道のどこかで瑠璃と話しをしたいところだった。でも瑠璃が先に帰ってしまったので、それも不可能となってしまったので後でLINEで伝えることにした。


俺は午前中は意外と新歓こともあり緊張していたことにようやく気づいた。この緊張がなければおそらく瑠璃を先に帰らせなかっただろう。


「しょうがないから、とりあえず一人で少し考えるか」


昇降口で誰にも聞かれない大きさで独り言をつぶやきながら靴を履き替えた。


どこかのお店でゆっくり考えてもよかったのだが、一人で考えるのであるからわざわざお店に入ってお金を必要もないだろうと思い帰路につこうとしたその時だった。


「英二じゃん。おひさ~。なんか顔ちょっと険しいけどもしかして考え事だったりする~?」


振り返るとそこには学年でも人気のある茶髪のショートカットの仁科愛梨(にしなあいり)がいた。

愛梨は昨年瑠璃と同じクラスで瑠璃の数少ない友達である。

俺とは同じ陸上部で一緒に走るようになり話すようになった。

このタイミングで話しかけてくるとか恋愛センサーがついているのではと疑いたくなる。


「もしかして、彼女の瑠璃なことだったりするの〜?」

「!?」


あまりの驚きに俺はおもわず言葉を失ってしまった。


「あれ?本当に付き合ってるの?適当に言ったにだけど、その動揺っぷりは図星だな〜」


楽しそうに微笑みながら言ってくるコイツが殴りたくなってきた。

しかし、バレてしまったのはしょうがない。だが、逆に考えろ。

仁科にバレたということは、この作戦に巻き込むことが出来るではないか。

瑠璃とも仲がいいしちょうどいい。というか今回巻き込む人としてはベストな人材かもしれない。


「そのことも全部話すからこの後ちょっと付き合えよ」

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