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俺は彼女を可愛くしたい  作者: 千葉 涼介
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戦略02 放課後の教室にて

今日は始業式だったのもあり、全ての授業が午前中で終わった。

このタイミングで瑠璃にアメリカ土産を渡すついでに少し話をしようと思い辺りを見渡したが瑠璃の姿はどこにもない。


「なあ早馬、瑠璃知らねぇか?」

「瑠璃なら帰宅部だしさっき授業が終わったとほぼ同時に教室出て行ったぞ。なんか用事でもあったのか?」

「あぁ、知り合いには一応全員にお土産買ってきたから渡そうと思ってたんだよ」


危うく瑠璃との関係がばれるところだったが、それらしい理由が思い浮かんで助かった。部活動に入っている連中は午後新入生歓迎会で部活動紹介をするが、帰宅部は帰っても良いのを完全に忘れていた。


「さっすが我らが元学級委員長!でもまあ、お前幼馴染で家近いんだろ。帰ってからでもいいんじゃね」

「そうだな...」


まだ言いたいことはあったが、これ以上何か言うと墓穴を掘りそうだったのでやめておくことにした。

俺が瑠璃と付き合っていることを話せたらこの話もスムーズに進められたんだろうなとか思いながら午後の新歓にむけての腹ごしらえをしておくことにした。


ん...待てよ

瑠璃は自分に自信が持てないことから付き合っていることを秘密にしたがっている。

だったら自分が瑠璃が自分に自信を持てるように可愛くしてあげればいいんじゃないか。


こうして俺山田英二の[飯田瑠璃を可愛くさせよう作戦]は新学期始まったばかりの放課後始動しだした。

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