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俺は彼女を可愛くしたい  作者: 千葉 涼介
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戦略01 教室での再会

幕新は2年生の時は文理で、3年生の時は国公立と私立でのクラス分けがある。そのため昇降口前の

掲示板には人だかりができていた。俺の苗字は山田なのでクラスの下のから探した方が早いので、文系クラスである1組から順にクラスの下の部分だけ見ていく。

どうやら今年は2組らしい。隣の走馬の目線は掲示板のいろんな所を行ったり来たりしている。


「走馬は何組だったの?」


一応テンプレの質問をしてみた。


「俺まだ見つかってないんだ〜英二探すの手伝ってくれよ〜」


俺はてっきり友達が何組か探しているのかと思っていたがそうではなかったみたいだ。走馬は俺が思っているよりも探すのが苦手なようだ。ウォーリーを探せで勝負したら圧勝できそうだと思ったことは内緒である。

結局走馬も俺と同じ2組で教室に一緒に行った。


教室に入ると驚きの人物を目にした。そこにいたのは俺の彼女である瑠璃である。

なんで瑠璃がいたことに驚いたかというと、瑠璃は完全な理系女子だったからだ。


「えっ、瑠璃って理系クラスじゃなかったの?」


驚きのあまり聞かずにはいられなかった。


「う、うん。じ、実は経営学科を目指そうと思ってるの」


一言一言がとても自信なさそうに言ってくる。瑠璃は他の人がたくさんいるところでは縮まってしまいがちなのである。

この自信の持てないところから瑠璃のお願いでしばらく恋仲であることは秘密にすることになっている。

結局久しぶりの会話はあまり出来ずに朝の時間は終わってしまった。

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