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永遠の命

作者: 夢魔

 この世界から、命が消えるとしたらそれは人類が滅んだ事により、実現されるだろう。


 まだほかの生命体が、生きているのに、なぜ命が消えるのか。この場合は消え失せるが正しいかもしれない。人がいなくなれば、言葉という概念が消えてなくなる。

 つまり、この世界はあってないようなモノへと変貌を遂げるのだ。観測をする者が居なければ、名前もない虚無。もしかしたら、それこそが消えも生まれもしない永遠の命なのかもしれない。


 この星を、宇宙を、大陸を、言葉として認識しているからこそ、世界は世界でいられる。

 ──初めに言葉ありき。

 ゆえに、世界から言葉が消えてなくなれば、この世界は世界ではなくなる。言葉とは、人が生きていく上で命を吹き込む、神が与えた賜物。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 夢魔さん、こんばんはー!とても高い視点から俯瞰した、人間の根源の問題を捉えている文章だと読んでいて思いました。確かに人がいなくなったら、もう全てが終わりな気がしますし、それでいいんじゃない…
[良い点] 面白い考え方ですね!木が倒れた音を誰も聞いていないとき、果たして木が倒れたというのは事実になるのか?という問いを思い出しました。 音だけでなく、言葉にも同じことが言えるというのが、面白いと…
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