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イベント疑惑です

 お、おし! フリーズから回復したところで茜坂先生の助言をよく考えてみようではないか。

大切な物はずっと持ってるもの、か。

 …考えてみたら、何で今まで思いつかなかったんだっていうぐらい可能性あるよな。

絶対に学園の外に持ち出せない物で、紫田先生たちが必死で探してるんだったら、隠せる場所は限られてくる。

ゴミとして捨ててしまったっていうのは、俺が確認したから多分無いだろうし。

 と、すると。

やはり、直球勝負しかないか。




「あ、篠やん、お疲れ様~。ギリギリだったねー。席取ってあるよ」

「お疲れさん」


 講堂に行くと、黄原と幼なじみが端の方に二人で座っていた。

…仲良くなったようで何よりだが、二人揃うとタイプの違うイケメンの相乗効果ですっげー目立つな、コイツら。

周りの女子がチラチラとこちらを伺いまくっている。

ぶっちゃけ言って目立ちたく無いのだが、気遣ってくれた友人を無視するとか自分的に無いと思うので二人のところに向かった。


「おー、席、サンキューな。悪いんだけど、やること出来ちゃって講演会見れないっぽいわ」

「あ、マジ? 忙しいんだね」

「……講演会中に?」


 黄原はあまり気にせず納得してくれたが、幼なじみは訝しげな顔してこちらを見てきた。

 …まあ、普通に考えると講演会とはいえ、授業中に生徒働かせるとか無いわな。朝、ウダウダ悩んでたせいで厄介事に首突っ込んでのバレてるし。


「うん、結構忙しいな。この委員」

「…まあ、無理せず頑張れ」


 にっこり笑って誤魔化すと、ため息をつきながらも黙認してくれるようである。やっぱ、付き合いの長いだけあるわ。


「あ、そうそう。桜宮ちゃん見なかった?」

「へ?」


 唐突に、黄原に質問されて首を傾げる。


「いや、桜宮ちゃん、昼休みからいないんだって。さっき、級長のやつが気にしてて。昼休みの時、篠やんと騒いでたから何か知ってるかなと思って」


 は?

 とりあえず、絡まれただけのあれをどう見たら、俺と騒いでたになるんだ、お前目は大丈夫か、っていうのは置いといてだ。

桜宮がいない?


「いや、見てねえし、何も知らねえけど」


 あいつってこの乙女ゲームの世界のヒロインだよな。思い返せば、さっきの言動すっげーおかしかったし。

ひょっとして、何か重要なイベント的なもの起きてる?

考えこみだした瞬間に、講堂に来た目的である芝崎先生が講堂の端を歩いていったのが見えた。


「ごめん、ちょっと行ってくるわ!」


 急いで席を立って後を追う。

まあ、とりあえず桜宮のことは置いとこう。それよりも今はやることがある。

 さあ、芝崎先生?

楽しいお話しましょうか!!

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