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暗闇の友達

作者: 夢音奏

 負の感情に縛られ、ちっぽけな自分を大きく見せようと腐心して、虚飾の内に自己を投影しても、そこからは得るものなど何もない。

 ましてや、自分の親を蔑ろにして自分の生きる道はないだろうし、自分の伴侶であるものを侮り、さらにその親を憎んでいては自分と相手の女性の幸福はありえないだろう。

 そして、今度生まれてくる新しい生命の未来をちっぽけな自分の認識でがんじがらめにして、その人生が不幸であると思い込んで、破滅ともいえるような人生を歩かせておきながら、自分はそれらについては一切関与していないふうを装って、いつか気が付けば自分の父親と同じ事を言っている自分に驚くだろう。

 たぶん人は、人に生かされているのだと思う。

 木は木だけで枝葉を付けれないし、鳥は鳥だけで空を翔べない。

 ほとんどの人は相互依存のなかで互いに生きあっているのだと思う。

 小さな自分一人のつまらなくてくだらなくて小汚くて狭い感情で、まわりにいる人たちを蔑み、侮り、憎しみ、辱め、詰り、貶め、犯す。こういった行為はできるだけしない事がいい。

 誰だって、地べたを這いずりまわり泥に塗れて、もがき苦しんでいるのだよ、そうやって生きているのだよ。自分だけがそうだと思うのは早計だ。

 そして、もしも言葉のみによって相手を屈服させようとするのなら、そこに自己の誠実、篤信を以てさらに相手を思いやり、気遣い、労って、全て聴いた上で自分自身の持っている五感を以て誠心誠意答える事が、相手を心服する。と、いうことになるのだと思う。多くを語る必要はきっとない。

 きみよ!幸よ!あれ!

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