~秘密~
姫の事が気になっているのだ。
でも惚れない訳がない。
世紀の美少女と、後に言われるのだから。
「涼丸。。。」
「ん?」
龍介が言う
「飯……ハラ減った(^^;)」
「あ……そっか!!当番俺か」
涼丸はすっかり忘れていた。
夕飯は当番制。今夜は涼丸の番だった。
「大丈夫?手伝う?」
宏介が心配そうに言う。
宏介は最年長でリーダー的存在。とても優しく、運動神経も抜群。料理の腕前も良い。
「あ、じゃあ葱を……」
10分後
「出来たよ~!!」
涼丸の声で宏介、涼丸以外の5人の目が輝く。
今日は味噌汁、ご飯、おひたし、いつもこんな感じのご飯。
「いただきま~す!!!」
「宏介の作るおひたし最高!!」
光が口におひたしを頬張っていた。
「ありがと。」
宏介が照れながら言った。
しばらくすると侑希、裕郎、圭太郎、涼丸、龍介は寝床につき、宏介、光は話していた。
「なぁ」
光が宏介に問いかけた。
「あ?」
宏介は光の方を向く。
光の顔が固くなる。
「あの忍者が隣の村に現れたらしい。5人が死傷した。」
宏介は驚きを隠せない。
「まさか……雄火?」
光は下を向く。
「雄火は多分、こっちにやってくる。」
宏介は難しい顔をして
「対策を明日。練ろう。とりあえず今日は寝よ。」
光はうなずき2人も寝床についた。
「涼丸……(泣」
江戸時代前期
城の外では戦いの音が響いていた
「愛美さま……」
寝室に現れた一人の男の子
「涼丸……怖いのです………」
こういう事は戦いがあるたびに、姫、小高愛美は嘆く。
それも仕方がかない。愛美はまだ14歳。
「愛美さまっ」
「涼丸~」
そしてまた2人の男の子
「龍介と圭太郎は戻らなくていいのか?」
涼丸が言う
「いやぁ~……もう勝ったよ?」
そういえば外が静まり返っている
「なんだ………お疲れ」
「こっちは死傷者0」
圭太郎が言う
「あっちは?」
涼丸が聞く
「おいおい!!愛美さまが寝てるんだから、部屋に戻るぞ」
涼丸は気付いた。
「寝てたんだ(^^;)」
忍者部屋
3人は愛美の所から帰ってきた
「……お疲れ」
裕郎が言った
「だいたい7対15なんてむちゃくちゃだったでしょ」
侑希が言った。
「まぁ……結果オーライ!!勝ったんだから」
宏介が笑顔で言う。
「そうだなっ!!」
光が笑う。
涼丸は安心した。
宏介、光は20歳。
圭太郎と裕郎が17歳。
侑希と涼丸は16歳。
龍介のみ14歳。
涼丸は真ん中なのだ。
そして涼丸は皆には秘密の事がある。