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0042 後始末
「刀の鑑定書、宮下家にいないか?」
廊下で立っていた男女が何事もなしに終わった。
「溿次はしってると思う。刀で切られたの?」
「実は暗号文が掘ってあって、ダウンロードすると情報が入るらしい。分かるか、そういうこと。で、書いてある場所が刃の所なので、鑑定を頼みたいんだが。」
「あー、奈倉家ね。朝倉家に挑もうなんてバカっぽい。」
「オレのせいなのか?」
しおれた。
「何で護衛のせいなのよ。」
「分かったの?」
優夏の自室で雷人が言った。
「一応、警察に流しといた。」
「そうなの、早く捕まりそうね。」
「優夏、付き合ってほしいんだけど。」
雷人は首をひねって言った。
「ちょっと銃の戦闘訓練に付き合え。」
優夏が机の中で固まった。
「雷人がいると負けるんだけど。そこは専売特許ね。」
優夏が机に顔を付ける。
「宿題は終わったの?」
「とりあえず来てきて。」




