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0035 おい
「部屋まちがえたのかな?」
優夏は身構えた。
雷人が入ってきた。
「今悲鳴が!」
「だから入ってくんな!」
「おばさまの孫のシリスです。今後ともよろしくお願いいたします。」
丁重というか大袈裟にぺこりとお辞儀するシリス。
「あ、おばさまのお子さんがついてくるとは聞いてないわ。どうしたの?」
「殺すか?」
「冗談でも止めなさい。」
おばさまが入ってきて言った。
「まったく、これだからアンドロイドは嫌いよ。」
「ごめんなさい、僕が暇で退屈してて。」
「良かったね、おばさまと会えて。」
優夏が子供に微笑んだので、ちょっといいなと雷人は思った。




