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クレイジョーカー  作者: 時雨 朱
1プログラム 皆甘麻雷人の日常
27/58

0027 戦争に

やっぱりここは地獄という名の天国だ。

研究員を棒切れで、次々と撲死していく。

最後はハイキックで宙に浮かせてから殴って殺した。

血でべちょべちょの雷人は何処かしどろもどろしていた。

優夏は近づいた。

「君を汚いと思う人間は、いないよ。」

「はは。」

雷人は、言った。

「優夏。この国は安全になったのか?」

「まだまだだね。戦争の火種は何処にも燻っている。」

雷人の血のついた体に優夏は寄り添った。

「………雷人。」

「行くよ。行く。」

「戦争になったら、会えなくなっちゃうね。」


また、起こるのか。

そうしたら、雷人は前線に連れ出されるだろう。

そしたら。

「優夏。オレに最後に良い武器をくれ。」

ここで優夏と雷人の物語はおしまい。

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