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0026 天国
何でも殺してた。
殺すことが自分の存在価値で、殺されるこそが終わりだ。
天国も地獄も転生も夢も知らない。
アンドロイドは夢を見ない。
じゃあ、何でも壊していいんだな?
「何処に行く!何してるんだ!早く壊せ!早く殺せ!」
トックで左腕貫通させ、ヘリ内に結び目を付けて、ヘリに入れ込んだ。優夏の一声で持ってた銃は全部没収した。
「君。分かってないようだけど、この世界は君が思っているより残酷だよ。日本は変わってしまった。少年兵を登用し、最終的にはサバイバルバトルで最後に残った1つを解体しながら研究するってさ。」
朝倉千尋は止まった。
「君自爆装置はついてないのよね。」
「………ついてねえよ。途中で取られた。」
「じゃあ、言うけど、この娘の護衛をしてくれないかな?」
「………。」
「それなら、公開処刑か研究所行きなんだけど、君に選択肢をあげよう。」
「………。」
「このまま、どこかに連れられて、生きるか。地獄で生きるか選んでください。」
「………地獄って何処?」
「あらあら、ごめんなさいね、皆さん。」
雷人は研究所のシステムを全部バグらせた。
「この世が殺戮まみれで、もう天国だ。はは。」




