0025 最大命令違反
優夏は渋谷へ行った。
「雷人。」
「に、人間を殺せば。」
「そうね、あなたが大量殺人なんて起こせば全人類死亡するわ。」
優夏は3才で初めて人を殺した。
嫌だった。
生きるのが、人が怖くてたまらない。
そして、人間の護衛を拒んで、戦地で見つけようとした。
人間の護衛に殺させるなんて、優夏にはできない。ならばもっと機械的な何かならば。
いた。
凄い目付きで、愉快そうに人間もアンドロイドも殺していた。
朝倉優夏はヘリから出て言った。
地べたにはいつくばった雷人が眼球だけを動かした。
「それはおまえが使えないことを示しています。まずは朝食を一緒にしましょう。」
優夏の仕草は何もかも取り込んでしまうほど柔らかく、優しかった。
「それはおまえが使えないことを示しています。まずは朝食を一緒にしましょう。」
「ゆう、な?」
雷人は記憶がなくなると、前の戦地に戻る。そこには、雷人の地獄が待っている。
優夏が特別なのだ。優夏がへんなのだ。優夏がおかしいのだ。
早く解放してあげなさい。朝倉家のみんなは全員優夏につめよった。
「それはあまえが使えないことを示しています。まずは朝食を一緒にしましょう。」
暴君を戻した言葉。
暗号表示にしたのは朝倉優夏。
絶対に優夏から離れられない最大特別命令。
「痛い!」
「それはあまえが使えないことを示しています。まずは朝食を一緒にしましょう。」
「待ってくれ!頭が痛い!」
やだ。
似合わないんだ。




