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クレイジョーカー  作者: 時雨 英介
1プログラム 皆甘麻雷人の日常
24/58

0024 嫌い

記憶はどこだろう?

こんなことしても雷人は戻ってこない。


「優夏、話がある。」

「はい。お母様。」

「あなたには、人間の護衛をつけます。それでよろしいですね。」

「いえ、だめです。」

優夏はキッパリ言った。

「雷人はどこですか?記憶が無くなると、どこへいくか分かるんですけど、もう向かってもよろしいでしょうか?」

優夏のお母様は言った。

「雷人は護衛には目立ちすぎる。いいですか?分をわきまえて、学校活動に当たりなさい。兄さんも弟もたくさん賞を取っているのに、優夏だけ取ってないんだ。」


「えつ?コンテスト?じゃあ、ミスユニバースの高校生部門準優勝は入ってないんですか?」

「優勝しなさい。」

「分かりました、ただ。私は。」

ここが嫌いだから。武器しか分からないここが嫌いだから。逃げられる。それがたいへんなのに、あのアンドロイドは夜の海を見せてくれた。ヘリを乗っ取って。

人を殺すと自分の命が、軽くなる。

優夏は準備をすると、夜の町に繰り出した。羽田から行って、チャーター機でまた飛んで、渋谷へと。

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