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0014 粉塵
最後の一人になるまで、アンドロイドのバトルサバイバルが終わった。
皆甘麻雷人は地面に転がった。
「か、勝ったのか?」
人間たちが近づいてきた。
「よろしいですかな、研究所送りで。」
「すばらしいですね。良い成果が出るでしょう。」
(最後まで残ったやつは生きられるんじゃなかったのか?やべえ、手足に力が入らない、あいつらも殺さないと無理だ。研究所って、何だ?くそっ、自爆装置が作動しねぇ。)
とにかく殺してた。
弾の軌道、ナイフの使い方。皆甘麻雷人が皆甘麻雷人である必要が、その二つ。
もう味方も敵も変わらない暴君。
ヘリが一台飛んで、真下に降りてきている。
何だと思った。
ヘリから降りてきた少女はこう言った。
「ここで一番強いアンドロイドはどこですか?皆甘麻雷人。はい、登録の力を消したので普通に逃げていいですよ。うーん、消えませんね。どうしましょう、お母様?」
「しかし、激戦区まで来て、そんなに強いアンドロイドが必要なの?優夏?」
幼い優夏は千尋をじっと見た。
「今どうなっていると思う?痛い思いをしているの。」




