10/55
0010 種類
「お兄様、どのようなご用件なのでしょうか?」
朝。
優夏は困ってた。
「おはよう、優夏!スムージー作ってきた!」
「………。」
「?どうしたんだ?優夏?」
「あの、男性と話すなと、兄から言われて………。」
「………色欲?」
「違うわよ!」
「何で?」
「………。」
優夏は自室の襖を閉めた。
「………。」
「………。」
終始無言。
クラスメイトにはちゃんと通した。
しかし、雷人も入ってるらしいと聞いた時はびっくりした。
「はあ。」
「宮下~~~!」
「やっぱり来た!失せろ!」
「やだ!」
そのまま抱き締めて、盛大に転んだ。
「何やってんですか?主?」
「死ね!いきなり、何す……。」
「優夏が構ってくれない!」
「末期状態のカップルっぽいこというなよ。お前ら。」
溿次は牛乳を吸って、お弁当を食べてた。
ここは学校のどこかの避暑地。
「どうしようか?」
「何で、おまえは主って言わないんだ?」
「主って、何?」
溿次の手が止まった。
「おまえ、汎用型じゃねえな。」




