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第39話 ~ 初仕事4? 〜

「何だ?お前達は? …ちっ、追い込まれた訳か。あ〜あ〜あ〜、本当にムカつくっ!腹が減ってイライラしているのに余計な事ばかり起きやがってっ」


目標のトフルギア 木下狼牙(キノシタロウガ)は頭をガシガシとかきむしり、元からボサボサな髪の毛が余計ボサボサになるが気にするそぶりもなくイライラを振り撒いていた。


「おいっブサイクどもっ!ヤレッ!!」


木下が3人の女性達に命令するとそれまで大人しくしていた女性達が両手を広げて天を仰ぐと全身から毛が生え始め口が伸びる。腕も毛で覆われ指先には30cm以上もある見るからに硬質な爪が伸びていた。


「「「ブサイクとか失礼だろっ!」」」


木下の発言に(イサム)達は口を揃えて突っ込む呟く。人狼に変貌した女性達は一斉に目の前の勇達に攻撃を仕掛ける。


「うぁ〜そんなに爪伸ばしたら、ちょっとの衝撃で割れちゃうよぉ〜」


人狼の鋭い攻撃を軽口を呟きながら、余裕で回避しながら裕は悲しそうな表情をする。千里也(セリヤ)などはタバコに火をつけスマホをいじり始めながら、半歩だけ動いて攻撃を回避している。まるで攻撃が先にわかるのかの様に千里也が数秒前にいた位置に攻撃をして空振りをしていた。


勇は無言で人狼からの攻撃を回避しつつ、木下が逃走しないように注意を払っていた。そんなやりとりが5分も続き流石の人狼達も疲れが見え始める。


「何をしているっ!掠りもしないじゃないかっ!これだからブサイクは役に立たないって言うんだっ!せっかくかわいい眷属が手に入ったのに、お前達が全員奪いやがってっ!」


木下は自分の顔を爪でかきむしり始め、顔中が血だらけになっていても気にもせず、人狼に変貌した女性達にひどい言葉を浴びせていた。


「…おいっ!雑魚?弱い癖にほえてんじゃねぇよ、女に守ってもらわなければ何も出来ない負け犬が!」


木下の言葉にブチ切れたのか、呪符の力では抑えきれない殺気が千里也から吹き上がり周囲に放たれた。濃密かつ実体が無いにもかかわらず触れれば切り刻まれると感じ木下も人狼達も動きを止めた。


「ザ、雑魚だって、俺はお前達の仲間を簡単に撃退出来るほど強いんだ。舐めるっ! がぁああああー」


千里也の煽りに木下がブチギレ咆吼共に下の大きさより一回り大きい白金色の人狼に変身した。そして長く伸びたまるで短刀の様な両手の爪を地面に引き摺る程の低姿勢で千里也に向かって放たれた矢のように真っ直ぐ向かっていく。


一瞬で距離を詰めると時間差をつけて左右に右、左と掬い上げる様に攻撃をする。空気も切り裂くのではないか言うほどの鋭い攻撃だったが、千里也が居ない空間を切り裂くだけで全く当たらない。


上下、左右、突きなど多角的に攻撃をするが、全く当たらず木下の体力だけが削られていく。終いには大きく横に振った攻撃を避けられ、崩れた体勢になった所に足を出され派手に転倒した。


「ゲラゲラ、だっせぇー!人狼のくせに足をかけられたくらいでコケるとかありえないんだけどぉー、ゲラゲラゲラ」


深夜に近い公園に千里也の誰が聞いても、イライラが募る下品な笑い声が響いた。その笑いに釣られ裕も勇も人狼達の攻撃を避けながら腹を抱えて笑い始める。


「……許さない、許さないぞっ!お前達何をしているっ!攻撃が当たらないなら体当たりでもなんでもしてコイツらを抑えろ!」


木下は全身の毛を逆撫でながら、女性達に特攻をかける様に命令をする。女性達は反撃に備える意識を全部攻撃に振り込み向かっていった。


しかし、彼女達の全力攻撃は3人には掠りもしない。その間も木下は千里也を攻撃し続けるが全く当たらず、逆に平手で顔をビンタし始められた。


「お、おのれぇー!こうなったらお前達、最後の手段だっ!【紅き月 銀の雫 我が与えしその力 狂え狂いて爆ぜろ】」


木下が何かの呪文を唱えると女性達の身体から紅いオーラが湧き上がり両目が真っ赤に変貌する。


「あーはははは、もう終わりだ!これでこいつらは命と引き換えに力が10倍になる。流石のお前らも終わりだ。俺もこいつらを失うが明日、前から狙いを付けていたモナ、モコ、サララを手に入れれば良い事。あーはははは」


“”“バチッ”“”


木下が勝利を確信し高らかに笑い始めた瞬間、まるで自動車のタイヤが爆ぜた様な音が響き周囲から音が消えた。そして木下は、一瞬で分厚い氷にでも閉じ込められた様に身体が動かなくなり呼吸が出来なくなった。


『お、おい!息をしろ、息をするんだっ!な、何がっ!まったく身体が動かないっ!』


木下は目を見開き前を向いたま、身体が固まり一呼吸も出来なく、心臓すら動いていないのではないかと思う程に身体の自由が効かない。女性達はいつの間にかその場で倒れており変身も解けていた。


「「「なんだってぇ〜?お前、何をするって言った?」」」



お読みいただきありがとうございます。

今作品は全て作者の妄想で出来ております。

現実の言葉、人物、団体、組織などなどは、一切関係がございません。ご了承の上お読み頂けますと幸いです。

更新は週3回を目標に更新します。

宜しくお願い致します

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