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第24話 〜 ミノタウロス? 〜

5階層に降りる階段を降っていると急に(イサム)は空腹感に襲われた。不思議に思い空間収納(ストレージ)からスマホを取り出し時間を確認する。スマホの画面には18時と表示されていた。


「あれ?いつの間にこんなに時間が立っていたんだろう?流石に6時間もぶっ通しで動いていたら腹も空くか…異世界(向こう)では、エルが上手くコントロールしてくれてたんだなぁ」


勇は何かに夢中になると周りが見えなくなる正確で、同じパーティーのエルや仲間たちが勇のブレーキ役をしてくれていた事を思い出していた。


「まだまだ、制限時間には余裕があるしここで休憩するか…」


薄暗い上下の階層を繋ぐ階段の見渡し休息をとることを決めた。まず最初に【明かり(ライト)】の魔法を使う、次にストレージから休憩台(キュウケイダイ)を取り出して設置した。


ダンジョンには安全地帯(セーフティーゾーン)があったりもするが、この樹海ダンジョンのように階層に別れ、階段で繋がっている場合最も安全な場所は階層を繋ぐかいだんである。


スタンピートなどでは、モンスターの階層移動が起きたりもするが、通常時は何故かモンスターは階層を移動できない。理由は不明だが、経験から冒険者(侵入者)が階段部分に入ると何故かモンスターは冒険者を見失うのだ。


異世界(向こうの世界)でそれを発見した勇はダンジョン攻略時に階段でよく休息を取っていた。しかし難点はあくまで階段なのでゆっくり足を伸ばしたり寝転んで寝る事が出来ない。


ダンジョンでもゆっくりと休息を取りたいと考えた勇が考案したのが今取り出した“休息台”だった。簡単に言えば階段に設置できる縁側の様なもので、台を水平にするために足の高さを変えた物を作ったのだった。


広さ的には2畳ほどでそんなに広くはないが、ひと1人が休息するには十分な広さがあった。ちなみに異性界では、これをパーティー分ストレージに入れて運び、使用していたのでプライベートも確保されていた。


「あー、疲れた。座ったら一気に疲労が…って言っても精神的なもので肉体的にはこれっぽちも疲れていない…レベル性って情緒がないね」


休息台の上で鎧装備状態からスエットに着替え(ストレージを使った早着替え)て両足を放り出しくつろぐ。そして空腹だった事を思い出しストレージから自宅から持ってきた大きなおにぎりとお茶の入った水筒を取り出し食べ始めた。


おにぎりの具はシンプルに梅干しだ。勇が自作したので梅干しの1択だ。おにぎりを食べる咀嚼音だけが響く空間に耐えれなくなり、先日ダウンロードした“ねこねこ”ちゃんの曲をスタホから流す。


「はぁーダンジョンの中で聞く“ねこねこ”ちゃんの歌声が格別だなぁ〜曲の歌詞の影響だけど頑張ろうっておもうよね。ふんふんんー♪」


スマホから流れる曲に気分が良くなったのか少し音ハズレな鼻歌を歌い始める。ちなみに休息台には、簡易結界が付与されており、万が一モンスターが階段に現れても一撃は耐える安心設計だったりする。


お腹も膨れ“ねこねこ”の曲でリラックスし眠気を覚えた勇は、数時間の仮眠を取るためにスマホのタイマーをセットし眠りについた。


▷▷▷

ダンジョンの静かな空間にスマホのアラーム音が1音だけなった瞬間に勇は覚醒しアラームを停止する。


「はぁー、よく寝た。3時間…これ以上仮眠を取ると気分と身体がだるくなるから不思議だよな。さぁって、ミノちゃんをサクッと倒して帰るとしますかぁ!」


軽いストレッチをして身体をほぐし、戦闘装備に着替え休息台も片付けた。階層主のミノタウルスをおおい浮かべストレージから鬼岩大剣(オーガソード)を取り出した。


「相手はミノタウロスだし、こんな大剣を振り回せるのはダンジョンくらいだかなぁ。たまにはパワー勝負をしてみるかね」


勇の身長(175cm)と同じ長さの刃渡を持つ鬼岩大剣を軽々肩に担ぎ5階層へ階段を降りていった。5階層も石壁の作りではあったが、階段を降りるとすぐに天井まで届く大きな扉が聳え立っていた。


「へぇー、この先に階層主がいるのかな?早く帰ってシャワーも浴びたいし、気合いをいれて“一狩り”と行こうかっ!」


勇が勢い良く扉を蹴り開けると扉の先は体育館程お空間が広がっていた。中は多少暗くはあったが部屋の中へ入っていくと周囲の壁に明かりがともり、段々と明るくなっていく。


案の定というか、お約束というか部屋の真ん中には身の丈2.5mくらいの4本腕のミノタウロスが仁王立ちをしていた。


勇がゆっくりと4本腕のミノタウロスに近づいていくと後ろで扉がしまる。扉が閉まると同時にスイッチが入ったかのように4本腕のミノタウロスは目を見開くと腹の芯に響くような大きな声で吠えた。

この物語は作者の妄想の産物のため、現実の人物、団体、組織には一切かんけいがございません。

ご了承の上、お読みいただければ幸いです。

更新は週3回を目標に更新します。

宜しくお願い致します

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