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第23話 〜 冒険(クソゲー)らしくなってきた?〜

“ガンガンガン” 樹海ダンジョンの3階層に甲高い音が響き渡る。それを聞きつけたかのようにモンスター達を示す赤い点が勇のいる回廊に集まって来ていた。


「そうだ、そうだ、良いぞ。そのまま集まってこい」


勇はこの先にある長い直線の回廊を目指しながら壁を槍の石突で叩きながら走っていた。目算にして50m程のまっすぐな回廊、そのさきは行き止まりで逃げ場の無い場所に向かっていった。


後方からは山のヌシと思われるゴフゴフという鳴き声と多分鎌鼬それを追うように続いているのか山のヌシと鎌鼬達の争う音も聞こえていた。


行き止まりまで残り10mの所でくるりと回れ右をした勇は【探知】のマップを見ながら作戦が上手くいっている事にほくそ笑んでいた。


勇の現在の装備は左手に大楯。右手に槍を装備している。何度かの山のヌシとの戦闘で剣よりも穿通(センツウ)特性を持っている槍のがダメージが通り易いと分かり、武器をスイッチしながら4階層への階段に進んでいた。


しかし、4階層へ続く階段の部屋は合計で5つもの入り口、回廊が繋がっており勇がその部屋に入ると周囲にいる、数十のモンスターが集まってきて乱戦になる事が予測された。


そこでわざと音を立ててモンスター達をこの直線回廊に引き込み一気に倒そうと計画を立てたのだった。この回廊の幅は周りの回廊よりも少し狭くなてっており、山のヌシが横に並ぶことが出来ない幅だった。


勇の経験からこの回廊は冒険者?達を消耗させる為の場所では無いかと考えていた。冒険者?達にもこの回廊は狭く、並んで戦う事が難しい。前衛の盾役がモンスター達の攻撃を受け持っても回廊が狭く仲間も攻撃がしにくい、その内に盾役が削られていき倒れると一気に全滅まで崩れるであろと予測ができた。


「ふん、タチが悪い…まぁソロの俺には関係ないけどね。行くぞ!“吼えろ雷”【必中突貫】」


勇は右手に持っていた雷穿槍(ライセンソウ)の力を解放する言葉とスキルを同時使用し走ってくる山のヌシに向かって槍を放った。


手から放たれた槍は、雷鳴を轟かせながら山のヌシに一直線で飛んでいきまるで元から穴が空いていたかの様に貫通し内部から雷撃でダメージを加え突き抜け後続の山のヌシを次々と貫いて行き最後に回廊の壁に突き刺さり止まる。


雷穿槍の軌道にいた数匹の鎌鼬も同じように穴が穿たれ即死していた。残った鎌鼬は仲間を倒されて激昂しているのか大声で吠えながら塊になって襲って来ていた。


「怒りで我を忘れるなんて、それは悪手だ。【破斬・格子】」


雷穿槍を放った後すぐに取り出した(ハンズオブグローリー上位スキルの斬撃を格子に飛ばすスキルを使用して残りの鎌鼬を細切れにした。

勇のたった2撃で回廊には二十数匹のモンスターの遺骸が残っていた。


「あー、【破斬・格子】はオーバーキルだったなぁ…はぎ取りができないや、山のヌシだけストレージに入れて後は放置。急がないとまた集まってくるからっ!」


誰に言うわけでもなく独り言を呟き、4階層へ続く階段に向かって早足で移動した。周囲から戦闘音を聞きつけて新たなモンスター達が集まって来てはいたが作戦通りモンスターがくる前に階段へ辿り着くことが出来た。


「さて、さて、4階層目はどんなモンスターが…あれ?なんだこの黄色の点は?」


4階層も上階と同じように石壁の回廊が続いており、いつも通り【探知】のスキルを発動させるとマップには複数のいや、無数というには少ない程度の黄色の点が散らばっていた。


「動いていないからモンスターでは無いよなぁ…もしかして、これは…コンっ」


勇は階段の直ぐそばにある黄色の丸の場所を槍の石突で叩く。石突が床に触れた瞬間、床が消え大きな落とし穴が現れた。


「おいっ!これ全部トラップとか言うなよー、上にいたモンスターより多いぞ!馬鹿なのこのダンジョンマスター?攻略させる気がないでしょう?…あっ、普通は攻略出来ない様にするのか」


1人ボケツッコミを行い自己完結した後は、マップ上の黄色い点を“踏まない・触らない・遮らない”の3つの“ない”をしながら5階層の階段を目指した。


因みに最後の“遮らない”は、黄色い線が表示される場所があり勇は多分赤外線センサーのように物がその線を遮るとトラップが発動すると推測した。


良くアニメや異世界小説のように最初の確認以外のトラップは発動させていない。何故ならば勇がいた異世界で他のパーティーの冒険者がトラップをわざと発動させて身体中に矢が刺さり死亡するのを目の当たりにしていたからだ。


それ以降、何が発動するかわからないトラップは触らないと心に決めたのだった。最初の確認の時も4階層から続く階段の上から槍を使って発動させたのは言うまでもない。(階層を移動する階段はある意味安全地帯のため)


「さてさて、5階層のボスはどのくらい強いかな?」


この物語は作者の妄想の産物のため、現実の人物、団体、組織には一切かんけいがございません。

ご了承の上、お読みいただければ幸いです。

更新は週3回を目標に更新します。

宜しくお願い致します

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