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第10話 〜契約書?〜

加恋(カレン)はゆっくりと落ち着いた口調で“トフルギア”について説明をし始めた。加恋達(皇安局)の定義では、(イサム)達がいるこの世界は始原の世界でこの世界の神々この世界を基本に異世界を作り管理をしている。


ただいざ異世界を作ってみたが神々が直接手を下す事は基本的に出来ないので、色々とうまくいかな行くなると時より始原の世界であるこの世界から人員を移動させて問題を解決をしてきた。


日本にも昔からある神隠しなどがこれにあたり大体が異世界で命を落とすか、止まることを選ぶ者が大半だったが、それでも戻る選択肢をする者もいた。超常の力を持つと伝えられている歴史上の人物はほぼ“トフルギア”だと言われて勇は驚きを隠せなかった。


例に挙げれば平安の世の“安倍晴明”、剣豪の“宮本武蔵”、近代で言えば“坂本龍馬”だと言われ何となく納得した。ちなみに海外でも居るらしくかなりの“トフルギア”がいるとわかり驚きを隠せなかった。


「因みに私は“トフルギア”では無く苗字からも察しているかもしれないけど平賀源内(ヒラガゲンナイ)の子孫よ。ちなみに彼も“トフルギア”ね。私達“トフルギア”の子孫は魔力を扱うスキルなどを受け継ぐ事はあるけどこの世界の理から外れられないからあなた達“トフルギア”多くが成る【レベル制】では無い…」


勇は加恋が口にした幾つかの単語が気になったので静かに右手を挙げて質問の意思を伝える。加恋は勇の行動に気付き少し口角を上げる。


「あなた、とても良いご両親に育てられたのね。私、あなたの様な昔ながらの日本人の気遣いとても好感を持てるわ、どうぞ」


「ありがとうございます、まず“トフルギア”の子孫は多少の能力が遺伝するで正しいですか?また、【レベル制】ってなんですか?」


「その通りよ、“トフルギア”の子孫は世代により力の強弱があるけど“魔力”を扱うスキルが遺伝するわ。と言っても自分では調べようが無いから気づかない事が大半だけど。 次に【レベル制】は勇君も異世界に移動して自身の能力を【レベル】で現せられる様になっているでしょう。それを私達は【レベル制】と呼んでいます。“トフルギア”では無いこの世界の住人は能力を【レベル】表示されないから。これは私の私見だけどこの始原の世界でゲームが作られた時に異世界の神々が便利だと思って自分の世界に導入した管理システムだと思っているわ」


『人類の能力を管理する制度が【レベル制】…なんて迷惑で最悪なシステムだ…』


勇は便利だと思っていた【レベル制】が知らず知らずに自分達を管理するシステムだと分かり憤りを感じた。


「前振りが長くなってしまったけどこれからが本題です。皇安局は“トフルギア”を管理する組織です、日本のみならず、始原の世界ではあなた達“トフルギア”が少し力を振るうだけで大惨事になります。各国同じような組織があって“トフルギア”を自国から出さない、他国との争いでは使用しないと密約がされています」


加恋はそう説明すると後ろに控えていた白狐の面を付けた者から書類を受け取り勇の前に並べた。


山田勇(ヤマダイサム)君、君は皇安局の調査、鑑定の結果“トフルギア”と認定されました。皇安局の管理下に入っていただきます。そして皇安局の一員として協力するか、一般人として監視下の元生活するか選んでください」


「っ!…な、何なんですか?その選択になっていない選択は?」


加恋が提示した理不尽な提案に思わず勇はソファーから立ち上がってしまった。それと同時に千里也(セリヤ)から魔王、いやそれ以上の威圧を放たれ動けなくなった。


「2人共落ちつて…勇君はゆっくりと座りなさい。千里也もこっちまで影響のある“威圧”はやめなさい…勇君が驚くのも致し方がないのだけど、それ程にあなた達“トフルギア”は一般人にとって脅威なの。気付いてないかもしれないけど、アリと一緒にゾウが暮らしている様なものなのよ。ゾウであるあなた達が羽虫を払うために鼻を払っただけで、アリである私達は数十、数百のも命が無くなるの…」


加恋は最後方は消え入るような小さな声で、嗚咽すら漏らしながら自身を抱きしめるように震える身体を抑え込んでいた。


「管理下に置かれるといっても大体の位置が把握されるだけだからプライベートは守られているし、訓練はあるけど月に何度かのお仕事をすれば普通のサラリーマンの5倍のお給料が貰えるからね。悪いことばかりではないよ」


(ユタカ)が助け舟を出すように皇安局の管理下に入り組織の一員になるメリットを話す。それでも勇は迷っていた、こんな短時間で一生に影響する事を決められない。でも拒否した場合の絶対に家族に影響を及ぼす…デメリットが大きすぎて判断がつかなかった。


「おい、ひよっこ?お前、もっと強くなりたくないか?」


「はい?」


突然の千里也からの問いに勇は素っ頓狂な声を上げて返事をした。


お読みいただきありがとうございます。

今作品は全て作者の妄想で出来ております。

現実の言葉、人物、団体、組織などなどは、一切関係がございません。ご了承の上お読み頂けますと幸いです。

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