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ショービジネスの裏側

 世界でも初となるレースゲームが米国内で行われる

ニュー○○ージー州内では大変な賑わいとなっている裏で忙しいマイケル。

 おっさんから引き継いだこの縄張りを他所者達に荒されないよう忙しい

ニューヨーク周辺地域も支配下に治めたマイケル達、

若いが同業者達からもフェクサーと呼ばれる様になりつつあった。


 恩人のクロウから(ドラッグ)以外は黙認すると伝えられているマイケル

約束を守り薬を禁止にしている。

 売春なども禁止にしたいがそれでしか稼げない者達も少なくないのが現状で

娼婦達には、一定のエリアを毎週変更して提供していた。


「警察だって馬鹿じゃない! その位は覚えろと伝えて置け!」

「へい(汗)」


 商いの場所が毎週変更され覚えられないと苦情が出ているが

警察とも関係を重ねている以上ある程度の協力は

持ちつ持たれつと言う言葉が気に入っていた。


 そんな状況下で今回の大イベントが来た!

大会運営委員会も公式で賭けを開催するが、

ノミ行為もある程度は黙認されているのでマイケル達も行っている・・・が!

当然それ以外も勝手に行っていた・・・。


「小規模なら見逃すが、気に入らね~(怒)」

「向こうもそれが目的じゃないっすかね?」

「だろうな」


 ニュ○○ークやここニュー○○ージーでは薬が禁止されている!

だが求める奴はどこにでもいて

そいつら目当てに沸いて出て来る売人が後を絶たない。


 最近アジアの小さな半島国家が外貨稼ぎの為に

娼婦や薬を持ち込んで商いを行っている!

 

 最初は娼婦達にもウチに挨拶に来させていたが、

次第にでかい態度をとる様になりマイケルもイラついていた。


 娼婦が客引きの序でに薬の仲介を行う、

世間体には体を売っている様に見せかけ薬も仲介している事を偽装、

警察も中々取り締まれず難儀していた。


 そんな相手にマイケル達は押し込み制裁を加えたがその報復として

今回の大イベントに泥を塗るつもりだと配下から伝えられ激怒している!


「流人も来るんだろ! 気合い入れろや!」

「「「「「へい!(汗)」」」」」


 警察も手が出せない場所で

マイケルも手出しが出来ない場所がここニューヨークある!


「大使館に逃げ込んだ?」

「はい!」

「やっぱり繋がってたのか!」


「どうしましょう?」

「くっそ!」


 警察と裏で協力してアジトを次々と襲撃していったが大物達は逃げ、

その場所が大使館だと伝えられていた・・・


「警察も国際問題になるって・・・」

「流石に相手が不味いでっせ!」

「分かっている! くっそ!」

 「(笑)」


「「「!!」」」

「クロウさん!」

 「お久しぶりですねマイケル♪」


「いつの間に・・・」

「気配すら感じなかった・・・」

「聞いてたんですか?」

 「聞いてたっと言うより感謝を伝えに来たんですけどね♪」


「「「感謝?」」」

 

 「はい♪」


 まだまだ残党は多く街の中に隠れているが今回の掃討戦で

大物達が一ヵ所に集まり隠れている事を感謝していた。


「だがクロウさん・・・相手は小国とはいえ国家ですよ?」

 「気になさらずに(笑) 我々には小国でも大国でも関係無いですから♪♪」


 流人の敵は誰であろう排除する

それが自分(クロウ)達の仕事だとクロウは笑っていた(笑)


 地元を仕切るマイケルから警察などに伝えられ、

その日の夜は大使館の周辺を遠回りに警戒して一般市民や部外者、

そして大使館からの逃亡者が現れない様に警戒を行っていた・・・


「おいおい、このエリアで人っ子一人居ないってどうなっているんだ?」

「俺らだってそうだろ、今夜はこの中は立ち入り禁止なんだとよ」


 警官が路駐しながら食事しながら警戒している・・・。


「・・・」

 「準備は整いましたか・・・それで中の様子は?」

「・・・」

 「かなりの人数ですね♪ 

 警官達は侵入出来ませんから我々だけで掃除しますよ♪」


「「「「「♪♪」」」」」


 クロウと烏達が大使館を襲撃した!


 「逃げ込んだ娼婦は居ないんですね?」

「・・・」

 「ほんとむさ苦しい豚ばかりですね!」

「・・・」


 経済封鎖を受けていて本国では食べ物も少なく国民が餓えに苦しんでいる

そんな情報が入っていたがここに居た男達はブクブクに肥え醜かった。


 細かく部屋別けられており隠し部屋なども多数設置されていたが

相手の気配や心が読めクロウ達には意味が無かった。


「・・・♪」

「それは!(汗)」

 「ほぉ♪」


 本国へ送金する為に集めたのか?自分達が肥える為の金なのか?

小さな隠し部屋一杯にドルが積み上げられていた!


 「ほぉ♪ 全部本物じゃないですか♪」

「・・・」

 「他にもあるんですか?」

「♪♪」


 ドルや円、ユーロなどが別々の部屋に整理されて積み上げてあり

中々の額になっていた・・・


「・・・」

 「えっ!」


 烏達が他の部屋から大量の(ドラッグ)や偽札を見つけて来た!


 「C国の偽札にこちらは偽ドル札ですか?」

「・・・」

 「薬もかなりの量がある様ですね(怒)」


 薬の取引などで稼いだ金を稼ぎ偽札で武器や食料医薬品を購入する

それを本国へ偽装して輸送していた様だ。


 「本物は全て没収しましょう♪ 返還されても困りますからね♪♪」

「「♪♪」」

 

 海上で強制調査を行い違法な武器や現金が押収したが米国、

武器は没収廃棄出来たが現金は返還要請に応じて

一部返金しないと違法に当たると知りメディアでも問題になっていた。


 「意外と本物が多かったですね?」

「・・・」

「・・・♪」

「・・・」

 「なるほど♪ それは面白いですね♪♪」


 烏達から空になった部屋に、

C国から押収した偽札を詰め込んではと提案を受け部屋に偽のドル札を詰め込む

「♪♪」

 「これで没収した金と同額の偽札を詰め込めましたね(笑)」

「♪♪」

「・・・」


 「はい♪ この豚達も必要ないので処分していいですよ♪♪」

「♪♪」

「♪♪」

「「「「♪♪」」」」

 

 烏達が嬉しそうに男達の服を脱がして背中皮を剥ぎ! 炎で焼く・・・

「ぎゃああああぁ」

「「「「♪♪」」」」


「わああああぁ」

「「「♪♪」」」


 烏達は相手の脳から思考を読み取り、

この者達が女や非国民とされる者達になにをして来たか理解して

それ以上の苦しみを与え苦痛と汚れを核に込めて活用する。


 「そうですね、 一人だけ火だるまにして外へ放しましょうか?」

「「「?」」」

「・・・」

 「はい♪ このままでは折角偽札を積み上げても発見者が現れないでしょ?」

「!!」

「♪♪」


 一人を選び、それ以外は虐殺し核を回収して血肉骨を処して行く姿を

震えながら目にしている男は失禁して口から吐血していたが死ぬことは許されず

殺戮終了後に炎を体中に纏わされて大使館の外へ放たれた!


「おい! あれなんだ?」

「ひとか?」


 大使館を遠巻きに監視していた警官が

火だるまになりもがく人間を見つけ慌てる!


「おいどうする?」

「本部に確認を取ろう」

「そ そうだな(汗)」


 本部からFBIに連絡が行き、CIAと合同で強制突入を行う!

本国から苦情と国際的権利を主張されたが、

中から大量の偽札と薬が発見され米国政府も強硬な態度に変わり捜査が行われ

大使館が麻薬や偽札などの中継拠点として使われていたと独裁国家を非難!


 独裁国家は事実無根と濡れ衣を着せ自国を貶める策謀だと非難していた!


「全部筋書き通りなのか? クロウさん」

 「そうですね♪ 偽札は予定外でしたけどね(笑)」

 

 クロウから大金を受け取るマイケル、

貧困の市民や今回の労を労って欲しいと伝えられ応じていた。


 臨時収入を受け取った者達は、地元で行われる大イベントを楽しむ♪

普段見た事もない食べ物を買ったり飲み物を購入したり・・・

 大人達はレースを予想して掛け金に使ったり・・・っと人其々だった。


「・・・」

 「流人様の目に汚らわしい景色は必要無いでしょ」

「♪♪」


 「それより、半島へ向かいますよ!」

「??」

 「かなりの資金が本国へ流れた様ですからね、 回収しませんと♪♪」

「!!」

「♪♪」


「・・・」

 「勿論♪ 友好的に使わせて頂きましょう(笑)」

「「「♪♪」」」


 数日後大量の資金が行方不明になり独裁者が激怒!

幹部の数名が粛清されたが公に公表はされなかった・・・。

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