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フリーダム! 世界に知れ渡る

 映像が全世界に流れる!

その昔、

湾岸戦争の光景をまるで映画やゲームの様だと表現していた人達が、

今回の惨劇を悪夢と嘆いていた。


 小型艇1隻、

旧式とは言え、軽空母まで戦力として向け、

被害を与えられず轟沈した、それも駆逐艦3隻と共に・・・


 独軍も同様、3隻のコルベットが何も出来ずに海底に沈んだ!

海上には救助を待つ兵士達が、残骸に捕まり待っている、

然しフリーダム側は今回も一切救助を行わない!


「条約違反だ!」

「捕虜や負傷者の救助は条約上定めてあるはずだぞ!


「我々フリーダムは、条約に加盟していない。

 我々フリーダムはテロ支援国に一切譲歩しない。

 我々フリーダムに宣戦布告しておいて調子に乗ってんじゃねぇぞ!」


 戦闘艇から声明が上げられた後、主砲が仏国軍港へ向けて砲撃を開始する!

「撃って来たぞ!」


 たった1発の砲弾だった・・・

軍港施設に着弾すると強烈な爆風で周囲の施設を破壊した!


「核か?」

「逃げろぉお!」


 追跡途中な為直ぐに発進する戦闘艇、

仏国は自国のメンツの為にも、

核兵器を使用してでもあの船を沈める決意をした直後、


「もしもし・・・」

「・・・」

「・・・(汗)」


大◯王国から、露帝国から、そして米国大統領から同様の言葉が・・・


「国を消滅させたいなら核でもなんでも使うがいい、

ただフリーダムに損害は無いだろうけどね。」


「なんなんだ? 民間団体の船だろ?」


 一方的に仏国は停戦を勧告し一方的に軍を引き上げ沈黙した!

国民は急激な政府の対応の変化に困惑しながらも惨劇を間近に感じ、

停戦出来た事を支持した。


 独軍も仏に協調し停戦したが、海域の警戒だけは厳重に行っている。


 数十年間、戦争を行っても圧倒的優勢を保って来ていた欧州連合、

これほどの惨劇を間近で国民に露呈し加盟国全てが今後の対応に困惑している。


 一方、頼りの綱だった欧州連合の大敗、

予想だにしていなかった大国が停戦し沈黙してしまう事態に

当時国のオ◯◯ダの対応も困惑し混乱している。


 政府の混乱はそのまま国民へ流れ込み、国民は恐れ他国へ避難し始め、

混乱が爆ぜ、略奪や強盗が発生している!


 政府はなんとしても戦争回避を模索検討している中、

問題のテロ船が国内の港に帰港した。


「直ぐに逮捕しろ!」

「なんの罪状でしょうか?」

「なんでもいい! 兎に角逃げられる前に捕まえろ!」


 なんとしても交渉の為のカードが欲しい政府、

この災を招いた主犯格を逃すわけにはいかなかった。


 オー◯◯ラリア海域から只管逃げ戻って来たテロリスト、

疲れが頂点に達していたせいもあり、

抵抗も見られず政府関係者達に身を預け同行した。


 政府はフリーダムとの交渉材料を得た事で、

必要なら引き渡しも黙認する覚悟もあり協議の打診を図る・・・が!

一切、フリーダム側からの連絡(へんとう)が返って来ない!

「どう言う事だ!」

「何故我々の言葉に彼らは応えないのだ?」


 戦闘艇が港からも確認出来る距離に達した瞬間!

戦闘艇から港町全土に砲撃が行われた!


「わ!」


 一切通達せずに一方的に砲撃を開始したフリーダム!

数時間連続で砲撃をする!


 特殊砲弾を使用する事で、小型でも高威力!

砲弾を替える事で標的に対して最大限のダメージを与える。


 普通の小型艇なら弾薬や燃料が直ぐに尽きるがフリーダム艦にはそれが無い

砲弾などの消耗品は小型軽量に成功した事で艦内に搭載出来る量も増え、

緊急時には、亜空間より補充も出来るから物資不足は無かった。


 1分間に6発! 正確に10秒間隔で射撃を開始し撃ち続ける事数日!

その映像が全世界に流され、オ◯◯ダ国民に同情の声も上がっていた。


「ここまでされてもテロリストを匿うって・・・」

「国民より犯罪者の方が大切なんだねこの国は・・・」


 世界中がオ◯◯ダ政府への批判が高まる中、交渉したくても術がない政府、

国民への同情と政府への失望と怒りが日に日に増大していく事に焦っていた!


 そして・・・

オ◯◯ダ政府が最終手段に打って出た!


 「白旗?」

「・・・」


  国王と首相が白い布を振りながら戦闘艇に向かってアピールする

「「我国は降伏する!」」

「国王として降伏の意思を示しましょう。」

「首相として、国民を代表して降伏する事を宣言する!」


「「「嘘だろ?」」」


 小型艇1隻に、オ◯◯ダ王国が降伏した瞬間だった。



 米国と、大◯王国、日◯、露帝国、オ◯◯ダ王国の代表が、

フリーダム本部に集まり今後の協議を行う。


 仏政府と独政府も参加を希望したがフリーダム側に、

テロ支援国とは協議しないと拒絶された。


 協議を始める前に、日◯の皇室、女王陛下から親書が送られ

フリーダムに寛大な慈悲を求めていた。


「降伏した以上我々は全てを受け入れる、だから砲撃を止めて欲しい」


 フリーダムの代表者が改めて宣言する!

「我々は一切テロリストに対して譲歩も交渉もしない!」


 無条件降伏した国家に対しいまだにテロ国家と位置付けている代表者、

代わりに米国大統領が代表者に問う?

「どうしら、砲撃を中止してくれるんだね?」

 死人を見る様な視線に大統領も冷や汗を流す。


「全てのテロリストを罰せよ!」

「全て?」

「偽善団体に登録しているメンバー全員を罰せよ!」


「それは・・・」

「どこで? どの法律で裁けば良いのだ?」


「我々が信用する法は米国、大◯王国、日◯の3カ国だけだ!」

「我が国の法も確りとしている!」

「露帝国は公正ではない!」

「「「(笑)」」」

「失礼な!」


 登録メンバーの大半が米国とカ◯ダに滞在しているので、

米国政府が責任を持ち逮捕し法律に照らし合わせて罰を与えると約束した。


「砲撃を一時的に停止しよう、そして、23名のメンバー全員が逮捕されたら、

テロ国家の名前を訂正し交渉に応じよう。」


「感謝する。 大統領! 一刻も早い対応に期待する。」

「承知した。」


 外交的には首相より国王や皇族の方が影響力があり、

たとえ小国の国王と言ってもその発言を大国ですら耳を傾けざるをえなかった。


 米国主導でテロメンバーの逮捕に動き出すが、

捜査協力などで前線で動いているのはアイアン・ブル!

つまりフリーダム傘下の警備部隊が使われていた。

 

 フリーダムやアイアン・ブルに非協力的な企業や国家も、

大国米国には逆らえない、渋々協力する事が増え、

それに伴ってアイアン・ブルの活躍もメディアで取り上げられる様になる。


 国家並みの武力と、FBI並みの捜査力、CIA並みの情報収集力と評価を受け

知名度も上がり今まで以上に地域貢献が深まっていった。


 2週間せずに全員を逮捕した報告を受けて、

2度目の会談をフリーダム側が申し出る!


 場所は前回と同じ本部、

参加するメンバーも前回と同じ条件を指定した。


 条件を受け入れ代表達が専用機やチャーター機で本部の島へ到着する・・・


 前回と違う!


 たった百数十mの移動に送迎車が当てらわれ、

個々にVIPルームの個室が用意されていた!


 民間団体、傭兵達の溜まり場、

そんな印象があったフリーダムに対しての概念がまた崩れていく。


 オリエンタルなデザインの調度品の数々、

はしたないと思いつつも気になり手に取り優美な品々を見聞すると!


「なんと! これが噂の匠ブランドか?」

 調度品全てが日◯製の匠ブランドで統一されていた!


 上流階級でも一握りの富裕層しか歓迎されないブランド、

王族として少なからず情報は入って来ていたが、

偏見もあり蔑んでいた国の技術に唖然としていた。


「機械や自動車だけではないのか? ・・・あの国は・・・」


 オ◯◯ダ国王が反省していた、

古くから皇室との付き合いがあったが、

近年日◯経済の失落から付き合いも遠ざかり交友も停滞していた。


 国を代表する立場として、

国王として外交を怠っていた事を悔やんでいた。


 2回目の交渉はフリーダム代表からの言葉で始まった・・・


「今回、我々の要求に対して迅速かつ適切に対応された事を感謝する。」


 フリーダム側の言葉、そして歓迎の対応から、

今回の階段は良好的に行われると期待する参加者達だった・・・



停戦交渉は・・・想像にお任せいたします。


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