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おいだされる おひめさま
あるひのことでした。
いつものように おきさきさまは といかけます。
「かがみよ、かがみ。このよでいちばん うつくしいのはだれ?」
こたえは、いつもとはちがいました。
「おきさきさまは とってもきれい。だけど、しらゆきひめのほうが もっときれい」
「なんてこと!」
おきさきさまは、おこりました。
そこで おきさきさまは、かりゅうどに こう めいれいしました。
「しらゆきひめを もりのなかに つれていって、ころしてきなさい」
かりゅうどは しらゆきひめを もりのなかに つれだしましたが、しらゆきひめを ころすなんて、そんなにかわいそうなことは できませんでした。
「ひめさま、はやく にげてください。わたくしは あなたを ころすようにと めいれいされたのです」
しらゆきひめは、おどろいて にげだしました。