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きゅう。
「んーっ！....口の中でとろける！甘い、あまりにも美味しすぎるよ！」
「だぁぁぁっ！騒ぐな！ここ店内だぞ！声のボリュームの自重をしろ！」
「だってさだってさ、普段滅多に食べれないここのプリンだよ！？しかも奢り！！」
「あああ根に持ちすぎだろ！前で奢りの分は終わってるからな！ここのお会計は割り勘だ！！」
「へぇ〜..そんなこと言っていいんだー。あ、そっちのケーキ一口..全部頂戴！」
「一口だけだ！そんなにごそってとんなよ！あーもう、お前のプリンも貰うからな！！」
「あそこのカップル、めちゃくちゃ騒がしいねー。」
「まあまあ、たまにはこんな日があってもいいではないですか。はい、あーん。」
「んー。おいしい。なんかプリン以外に甘い感じがする。」
「あら、間接キスですもの。照れますわ。」
「ちょっとこっちの方が照れちゃうから。お返し、あーん。」
「ん...おいしいですわね。」
「どこもそこもカップルしかいねぇ...。おい、帰っていいか？」
「....ふるふる...」
「だから擬音は口で言わなくていいんだぞ。まあ、あのでっかい甘い塊食べたいっていってたもんな。」
「...こくこく。」
「しかたねぇ...なあ、この中に俺入ってったら、子供誘拐してるおっさんに見られたりしないよな。」
「....みられる。」
「親と娘っていう設定で貫くぞ。いくぞ。」
「お腹すいたねー。何食べる？」
「え？食べたいもの選んでいいって？」
「よーし。じゃあ、このプリン食べようじゃんか。」
「あー、変な目で見られてる？大丈夫大丈夫。いつもどおり。」
「.....えっ、こんなに来るの。ちょ、手伝ってよ。」
「太るから無理！？...だから君は痩せてるから、もうちょっと太った方がいいから！...だから手伝って！！」
