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じゅうきゅう。

手作りのおにぎりって。


もう、今どき私が握るよりコンビニで買った方が美味しいでしょう?


食費の節約って...まったく。わかったわ。毎朝作る。


「ありがとう」


...別にいいわ。今までのことと相殺。沢山迷惑かけたから。


どんどん迷惑かけてくれていいのにってあなたは言うけど、私は気が気じゃないの。


ん、そっか。時間だもんね。行ってらっしゃい。



え、美味しかった?


...なんでそんなに褒めるの?...だってただのおにぎりじゃん。


確かに味とか、下手したら持っていく間に嫌な感じにならないように調べたけど。


でも、コンビニの方がやっぱり美味しくない?


「君の作るこのおにぎりの方が美味しいよ」


...そう。ありがとう。



今日の晩ご飯は何がいい?


ハンバーグね...その年になったらそろそろお肉は控えないといけないんじゃない?


そうそう、少し太ってきちゃうよ。


.....女性の体重を気にするのはマナー違反って習わなかった?


仕方ないから私がちゃんと教え込んであげる。


今日は許さないからね。



わぁ...このドラマ、やけに甘ったるい。


ここまで外でいちゃつけるの、逆にすごいわね...


「大好き」


はいはい、わかりましたよーっと。


外じゃないけど、お家じゃずっとあなたとイチャイチャしてしまってるかもしれない。


どうせ誰にも見られてない?


まあ、そうなんだけど。



今日のおにぎり、あなたの好物入れてみたの。


ハンバーグおにぎりやら、ウィンナーおにぎりやら。


ちょっと食べにくかった?


..ごめんね、作ってる途中で気付いたんだけどやめれなかった。



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