コーヒー農園からこんにちは!
コーヒーを飲む習慣は母親の影響で中学生のときから。ときには勉強で気合いを入れるために眠気覚ましとして、また別のときはホッと一息できる重要なコーヒータイムとして飲んでいる。
実家の店では茶問屋を営んでいるが、お茶と同様にコーヒーは嗜好品なので一緒に置いて売っている。コーヒーの豆を買いにきたお客さんがいると私はとても嬉しい。なぜってあの芳しいひき立てのコーヒーの香りを十分に楽しめるから。銘柄もたくさんあったのでバリエーションが豊富で味も香りも多く知ることができる!ひとりのお客さんからコーヒーのこだわりを聞くこともできて楽しい。
そんな実家の店にブラジルに宣教に行った神父様が帰国の度にコーヒー豆を買いに寄ってくださる。何回かブラジルにコーヒー豆をプレゼントして送ってもいる。あれ?おかしいな?と思われる方もいらっしゃるかもしれない。
そう、ブラジルはコーヒー豆の原産国なのだ。ブラジルのコーヒー豆の生産量は全世界の生産量の約三分の一を占める。
神父様はニコニコしながらこうおっしゃる。「いやぁ、本当にブラジルは貧しくて農園で農民が奴隷のように働き、コーヒーの原産国なのに私たちはコーヒーを飲むことがないんです。あっても薄いカスを集めて熱いお湯を注ぎ砂糖をたくさん多め過ぎるくらいに入れて飲むんです。」
そのときの驚きとショックは今に渡るまでブラジルへの慈善事業の協力に私を掻き立てている。
私たちは気軽にカフェに行っておいしくコーヒーを日頃飲んでいる。まさか生産国の従事者がおいしいコーヒーを飲めないなんて!
こんな国の事情も視野に入れながらコーヒーに生産者の思いと労働の実が結ばれ豊かに過ごせる時代がきますようにと一杯を飲む。




