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二十五話 緊急クエスト《終》

 ふわり、と魔王が羽織っていたローブのフードが取れた。


「アンデットか……ッ!」

「ご名答」


 そこにあったのは、髑髏の骸骨だった。

 カタカタと笑う魔王。


「いやはや、まさかあの軍勢を押しのけてここまでやってくる冒険者がいるとは思ってもいませんでしたよ」

「うるっ、せえ!」


 トライデントを振るい、魔王を退かせた。


「ほお。その程度の力はまだあるようだ」

「……くっ」


 だが、俺は片膝をついてしまった。

 刺された場所を押さえる。


 内臓はやられてないみたいだが、出血が多い。

 これじゃすぐに動けなくなる。


 どうする? どうする? どうする!?


「お前には特別に、呪いをかけてあげましょう」


 魔王が指を振った。


「グッ、アアアアアア!!!」


「何をしだんダァ!」

「ふふふ。痛みを増加させる呪いですよ。貴方は今、通常の数十倍の痛みに苦しんでいる」

「グアアアアアアッッッ!!」


 カタカタカタカタッ!と愉快そうに魔王が笑う。俺を嘲笑う様に指を指して。


「《聖水》!」

「ぐ、ぐあああああああっ!!!」


 どこからか、大量の水が魔王に降りかかった。


「オルガン様!」

「ソフィア!?」


 そこにいたのはソフィアだった。


 だが、何をした?


「なんだ、何をかけた!」


「ふふふ。私特製の聖水です。普通の聖水よりも濃度は高いですよ」

「ギャアアアアアァァァ!!!!」


 魔王は痛みに苦しみ、俺にかけた呪いを解いた。

 その瞬間、動ける様になる。


 ーーー感謝。


「うおおおおおお!」


 俺は立ち上がり、トライデントを携えて魔王に向かう。

 だが、俺一人じゃ勝てない。


 だから、頼る!


「ソフィア! ありったけ寄越せ!」

「っ、はい!!!」


 ソフィアは最大出力で聖水を出した。それこそ、そこいらの池より大量の水だ。

 これだけあれば、十分!


「巻き上げろ! トライデント!」

「や、やめろぉおおおおおお!!!」

「《海神の(ポセイディア・)怒りの(ファル・)荒波ロックス》!」


 俺が使えるトライデントの最大最強の必殺技だ。

 大量の水を巻き上げ、荒波として魔王を襲った。


「ギィヤァアアアアアア!!!」


 魔王は悲鳴を上げながら、荒波に呑まれていく。


「舐メルナァヨォォオオオオオオ!!」


 だが、凄まじい魔力が荒波を押し退けた。

 アンデットの弱点を全身に浴びても、全ての聖水を吹き飛ばして、立っていた。


「うっそだろ……」

「化け物かよ……」


 後ろで戦っている冒険者達からそんな言葉が漏れた。


「ワタシハァアアアア!!! 負ケナイィイイイイイ!!! 死ナナインダヨォオオオオオオ!!!」


 魔王は骸骨はドロドロに溶けていた。

 黒い魔力が渦巻き、周りの魔物にまで呪いの影響を与えていく。


「アレ? アノ小僧ハドコニ行ッタ……?


















「ーーー《蒼槍ブルー・レイ》」


 蒼い閃光が魔王の頭を撃ち抜いた。




















「ナ、ニ……………ッ?」


 俺は隠れていた。

 荒波で視界を奪い、その間に遠くに移動したんだ。


 そしてトライデントの鋒に水を集めた。

 全てを貫く、蒼い槍を作り上げた。


 弱った魔王の骸骨なら撃ち抜ける。


「イヤダァアアアアアアアアッッ!!!」


 カツンッ、とヒビが入り骸骨は砕け散り、消えていった。


 ーーードサッ


 そして、俺の意識はそこで途絶えた。


 


今後、いつかのタイミングで二日に一回か、三日に一回投稿にしようと思います。

具体的な時間は決めてませんので、8時に投稿されなかった場合はお察しください。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

ブックマークや評価(★★★★★)などよろしくお願いします。


帝国に裏切られた死霊術師ですが、何故か死の女神に惚れられました。〜死の女神の力で最強の英雄達を生き返らせて、無敵の仲間達と一緒に楽しく暮らします〜

https://ncode.syosetu.com/n2899gt//


是非、読んでください。

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