初めてのダンジョンはスキルの使い方が分からない
どうでもいい前書きなので飛ばしてもらって構いません
いいスキル持っているのにスキルの使い方が分からないって、ゲームパソコン買ってウキウキしているのに
他の必要品を全く買ってなくて全然使い物にならないくらいのことですよね
「なんでそっち考えてなかったんだ!!!」
って叫んでしまいそうです
まぁ、こんなことは置いといて本編をお楽しみください、前書きを読んでくれた方、しょうもない話に付き合ってもらいありがとうございます
ユニークスキルを持っているのに嬉しさでガッツポーズをしていた
「死神代行ってどのようなスキルなんですか?」
女性に聞いてみた
「えーと…死神代行ですか、あまり見たことがないので確認をしてきますね」
冷静な彼女はカウンターから離れ裏の方へと向かった
5分後…
カウンターに戻ってきた女性は
「死神代行というスキルはありませんでした、そのことから賢木さんが初めての所持スキルだと考えられます、また、似ているスキルでいうとユニークスキル〈暗殺者〉がありますが、それは一瞬で敵の背後に移るなどの忍者系スキルの発展的なものですが、死神は下級スキルもなさそうですし不定なので、情報をくれませんか?」
死神代行はスキルとしては僕が初めてということで情報を教えると交換条件で10万円の報酬を貰った
会社の外では日が照らし腕時計は13時を指している、春本番手前の3月中旬は昼になるとそこそこに暖かい
「腹も減ったな〜ダンジョン近くの店に行ってみるか」
賢木はEランクダンジョン 紫〈ユカリ〉ダンジョンの近くにあるラーメン屋で食べていた
ここは月に2回ほど通っており、ここのおすすめは塩ラーメンである
「お会計890円です」
外に出て学校の卒業にもらった、軽量化バックには配られる短刀と軽装の装備がある
Eダンジョンはレベル1から入ることができ、ソロでも5レベルあれば誰でもクリアできるレベルだが、ボス戦では報酬で2レベルアップとロングソードに属性をつけた属性付ロングソードが初回クリアで貰える
Eダンジョンは必ず報酬とあるので近くにあるEダンジョンをクリアして、E+ダンジョンへと続けていくのが一般だ
ダンジョンは地下に作られており、何故かいつもダンジョン管理人というロボットなのか人間なのか全然わからない管理人である
管理人に冒険者カードを渡し確認をしたあと、ダンジョンへと入った
階段を降りていくと、松明が壁にかけられており短刀を持ちながら恐る恐る進んでいく、太陽が照らす地上はとても暖かいのに比べ、ダンジョンは少し冷える
進んでいくと、なんともカワイイ〈プルプルスライム〉がいるではないですか!
敵は2匹、青色のスライムはこちらに向かってくる
僕は短刀を構え、戦闘態勢に入ったもののこんなにプルプルしているスライムを倒すのは可愛そうであったが、敵だしレベル上げをしたいため倒したい
賢木〈1レベル〉vsプルプルスライム2匹〈平均レベル2〉
一匹のスライムが飛び、僕の方に体当たりをしてきた
それに合わせて短刀を振る
振ったような気がしたが僕は変な方向に向かって振っていた
「あれ??」
考えてみるとユニークスキルに目が行ってしまい、自動回避スキルがあったのだった、ユニークスキルってどう使うんだろ?
不思議に思ったが一応にも戦闘中、プルプルスライムは2匹同時に飛んできた
それに合わせて片方に短刀を振ってみたがはまた空振り
「あれ???」
次は攻撃を躱したあと攻撃して一匹のスライムを倒した
もう一匹のスライムは体当たりをしてきたのを同じく躱し、攻撃が終わったあとしっかり倒した
倒したあとは落ちているスライムのプルプルしている個体なのか液体なのかわからないものがあった、ステータスを会社で確認したあとは腕時計からステータスが確認できる仕様になっており、確認をしてみると
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氏名 神風 賢木
レベル1 〈150/8〉
職業 冒険者
ステータス
HP 540/540
MP 280/280
筋力 340
防御力 320
素早さ 290
運 130
スキル
ユニークスキルーーー死神代行 レベル1
エクストラスキルーー無し
スキルーーーーーーー自動回避 レベル1
サブスキルーーーーー転送 レベル1
クラスポイント 101
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「1レベル上げるのにあと18匹もプルプルスライム倒さないと上がらないし、ユニークスキルの使い方を教えてくれよ!」
ダンジョンないで声が響いた