とある二人の極秘ミッション
「はーい、お待たせしましたー!晴れてお嬢様は御門家のもとへ嫁がなくても良いようになったみたいです。私、嬉しさのあまりガッツポーズを何回もしちゃいましたよ!」
「そうか、ならもういいのか?」
「はーい、セバスティアンもボロボロになったフリお疲れ様です!」
「いや、お疲れ様と言われてもな、お前知っていてそんな事を言っているのか?」
「天性の天才、坂上奈緒にかかればこんなもんチョチョイのチョーいですよ」
「いや、だからはやく拘束具とか重りとか外してくれないと動けないのだが」
「まあ、最後の彼のあれは胸にズキューンと来ましたね。あれは間違いないですよ。その時のお嬢様のことを考えると、ご飯が無限に食べられるほど幸せな気持ちで一杯ですね」
「私の知らない話を勝手に進めるな!」
「まあまあ、これは私たち二人と一部の者が全てを敵に回して行った極秘ミッション。バレたら相当怒られるのは目に見えているので、早いとことんずらかりましょう。明日からは通常営業ですよ。エイエイオー!」
「坂上、お前そろそろ覚悟しろよ。私がお嬢様を欺くのにどれ程胸が傷んだというのか」
「あー、その気持ち分かりますけど仕方ないですよねー。家のものである私たちは御門さんを倒すことなんて出来ませんから」
「それでも、私はお嬢様のあんな表情を見た時、どれ程胸が締め付けられたかぁ!」
「はーい、もう拘束具と重りは外し終わりました。あとは適当に巻いてある包帯全部取って帰りましょー。知ってますか、セバスティアン?極秘ミッションはお家に帰ってもバレてはいけないから極秘ミッションなんですよ」
「お前は私の感傷を返せぇ!」
極秘ミッションでしたので、京橋龍太や花園ミーナはこの事について一切知りません。




