青春とは
突然だが青春とは何だろうか。
調べてみると、「希望をもち、理想にあこがれ、異性を求めはじめるじき」ということらしい。しかし、学生の青春は、異性をもとめはじめるじきという部分がやけにピックアップされているような気がしてならない。
カップルが相合傘をして帰っていたら、「ヒューヒュー、いちゃついてんじゃねーぞ」「リア充め!」と煽り、異性同士がちょっとしたことで互いに顔を赤らめれば、「青春しているねー」「爆発しろ!」となる。
ドラマや映画でも青春モノとなれば必ずと言っていい程、恋愛は絡んでくる。
希望をもち、理想にあこがれる?なんだそれ。そんなのは、全て二の次だ。
学生の青春とは、異性とイチャイチャすることである。
それができなければ青春を謳歌できずに、童貞や処女という烙印を押されたまま学生という希望をもち、理想にあこがれるじきは過ぎ去ってしまうのだ。
だからこそ、学生には自分たちで青春を手に入れてもらいたい。それを手に入れる過程で、色んな感情を体験し、喜び、絶望し、後悔する。その過程が将来の君たちを強く育てるのだ。
結論を言おう。
青春とは、異性をもとめ、喜怒哀楽を感じ、成長を促進させる時期であり薬である。
ゆえに、青春を手にした者は勝者であり、手にできなかった者は敗者である。
勝者を増やしていくためには、手助けをしてくれる人材が必要不可欠だ。
なので、あらかじめ敗者を定めてしまおう。そして敗者には勝者を生みだすことに徹してもらおう。敗者は敗者らしく青春の劣等生になってもらう。
この学園の青春委員とはそういう委員である。