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本作におけるメインキャラクターや、重要用語、魔法の属性の紹介

=本作における主な登場人物=

氷室龍成(ヒムロリュウセイ)

静岡県の魔法奨励都市、浜松市にある「浜松魔法士育成第一中学校(通称:第一中)」の選抜科3年C組に所属する男子生徒。本作における主人公。日本人の母とイギリス人の父を持つハーフ。透き通るような金髪と、青い瞳を持つ一般的な体格の少年。魔法の能力は非常に高く、幼い頃から「神童」等とも言われていた。ありとあらゆる系統の魔法を使いこなせるが、主に氷属性と鋼属性を得意とする。校内では「最強の魔法士」等と呼ばれ、その実力は計り知れない。2年前に起こった世界魔法戦争で両親を失いかけ、何よりも大切な人を守ることを最優先する。頭の回転は速いが、勉強はあまりできず、実技以外の成績は芳しくないが、集団行動をとる際の指揮能力はとても高い。また、魔法で形成した武器の使用に長ける。


月鈴雪菜(ツキスズユキナ)

龍成と同じく「浜松魔法士育成第一中学校」の選抜科3年C組に所属する女子生徒。本作におけるヒロイン。長い茶色の髪に茶色い瞳の小柄な少女。髪の先端の方は赤みがかっている。元々の魔法の能力は高くないが、血の滲むような努力をして選抜科に入学した。女子生徒の中ではトップクラスの実力者であり、「氷撃の魔法少女」と呼ばれる。その二つ名の通り、氷属性を主に扱うが、体質的に水属性の方が適している。2年前に敵国魔法兵により、自宅を破壊され両親を失った。その際に龍成と知り合う。龍成と同じく、大切な人を守ることを何より大切にしている。勉学も校内で1,2を争うほどに頭がいい。


久遠風斗(クオンカザト)

「第一中」選抜科3年C組に所属する大柄な男子生徒。赤く染めた髪が特徴的。地属性の魔法を得意とする。腕力が高く、魔法で形成した武器を振るって戦う。校内でもトップクラスの実力を持ち、「地の皇帝」と言われる。女子からの人気が高く、多くの男子生徒の反感を買っている。しかし根は真面目な人間であり、ある時を境に変わってしまった。2年前から続く世界魔法戦争では前線で戦い、活躍する。とてつもない戦闘狂で戦いに目がなく、強い人間を求めている。校内で“最強”の名を持つ龍成と戦うことを楽しみにしている。頭の回転は一般的で、頭の良さも平均的なものである。元は貴族の家系であり、家柄は良いため、プライドが高い。


桜庭優斗(サクラバユウト)

「第一中」普通科3年A組に所属する生徒。龍成とは幼馴染で、風斗とも旧友である。魔法の能力はあまり高いとは言えず、龍成や風斗など、優秀な実力を持つ友人が多いので負い目を感じている。得意な属性は使い勝手があまり良くない光属性。実技こそ劣等生扱いの彼だが、学力は雪菜と1,2を争うほどである。非力で小柄な少年ではあるが、思いの強さは誰にも負けない。クラス内や自宅では、級友や姉たちにその容姿からかよく女装をさせられる。姉が2人おり、それぞれ優秀な魔法士ゆえ、両親から快く思われていなかったのだが、龍成の行動によって両親の思いと関係は改善した。そのため、龍成には返しても返し切れないほどの恩があると、いつも感謝している。


音葉渚(オトハナギサ)

「第一中」選抜科2年D組に所属する女子生徒。優斗の親戚で龍成や雪菜とも面識があり、二人を慕っている。優斗とは対照的に闇属性が得意で、優秀な実力を持っている。優斗の事も慕っているが何やら苦手意識を持っている様子。薄い桃色の髪の毛を持つ。髪型はポニーテールにしている。小柄な方だが、年上の雪菜よりも若干背が高い。音葉家は久遠家と同じく、元々は貴族の家系であり、家柄が良い。桜庭家はその分家である。かつての事件からナイフなどの小型刃物は一切持てなくなり、恐れている。


月詠星哉(ツクヨミセイヤ)

「第一中」普通科3年B組に所属する男子生徒。とても小柄だが心優しく、人を傷つけることを非常時以外は望まない。過去の事件で元の魔力のの5分の3を失い、龍成ともまともに戦い合えるほどの実力者から一転、劣等生に成り下がってしまう。ありとあらゆる属性を扱えるが、中でも雷属性と闇属性を得意とする。龍成とも優斗とも仲が良い。戦争で大切な人も、物も、魔力も失い、本当の平和を求めている。魔力を失ってもなお、武器の扱いに長け、龍成にも勝るほどの腕前を持つ。



=用語解説=

・魔法奨励都市

日本にある全47都道府県各地に1都市ずつ存在する。魔法士を育成する学校はここに作られ、また、魔法を使用してさまざまな公共事業が行われ、魔法に関する施設も設置されている。全国民は魔法を自由に使用するかしないかの権利があり、魔法関係の職に就く場合、この都市に住むこととなる。


・浜松魔法士育成第一中学校

通称:第一中。浜松は魔法に関する事業が盛んであり、数校、魔法士を育成する中学校が作られているが、その中でも一番最初に作られた学校。普通科、選抜科の2科があり、実技と学力の成績によって分けられる。全国的に見ても逸材は多くいる。


・世界魔法戦争

日本含む一部のアジアの国々、ヨーロッパ諸国、北米国の連合国軍と中東や南米、ロシアの同盟国軍による魔法を使用した戦争のこと。2018年より2年間続いている戦争で、現在は休戦中。歴史上では初の国家間の魔法戦争であり、新型の魔法兵器や多くの魔法兵が動員された。全世界累計で約2億の人々が命を落とした。


・魔力

魔法を使用するための原動力で、生まれつき量は決まっている。しかし、努力次第ではかなり増やすことができる。魔力を使い切ると頭痛と眩暈がし、疲労感が強く出る。回復するまでは一部を除いて、魔法を放てなくなる。回復方法として、十分な休養や食事、回復飲料の服用、他人からの譲渡があげられる。



=各属性の紹介=

・炎属性

最も使い手が多く、非常に扱いやすい属性。しかし、高威力な魔法ほど魔力の消費が激しく、他の属性と比べるとその効率は良いとは言えない。


・水属性

使い手は少なくはないが扱いにくい。威力も低く、戦闘には不向きではあるが、回復能力が高く、魔力の効率も良い。


・地属性

使い手はほとんどいない、珍しい属性。威力は使い手の腕力によって変動する珍しい種の属性であり、威力が高ければ高いほど、魔力の使用量はとても多くなる。


・風属性

使い手は炎に次いで多く、扱いやすさもそれなりである。威力こそ高くはないが、魔力使用量は非常に少量で済む。


・氷属性

使い手は多く、扱いやすさは最高クラス。ただ、威力は水よりは高いものの、低いが、魔力の消費はどの属性よりも少なく済む。鋼には劣るが、防御魔法はまさに鉄壁。


・鋼属性

使い手は少なくはなく、使い勝手も悪くない。高威力、最高の防御力を誇る分、使用魔力は最高クラス。


・雷属性

使い手は多く、使い勝手も良い。爆発系もこの分類であるため、威力だけでいえば最強である。消費魔力は多い。


・光属性

使い手は最も少なく、使い勝手も最低クラス。威力も防御力も最低。回復能力と悪影響を与える程度しか使用用途はないが、この属性が戦局を一気に変える。


・闇属性

使い手は光属性と同様、最も少ないが使い勝手はかなり良い。威力、悪影響を与える能力は高いが、防御能力、回復能力は皆無である。


・その他

変化魔法や浮遊魔法などの属性が関係ない魔法はここに分類される。腕力増強などの強化魔法もここに分類される。

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