異変の始まり-プロローグ
初めまして。こた/Sh:roΦωΦ(しろにゃ)と言います。(しろにゃの部分は特に読む必要はありません。)小説を書くということは初めてではありませんが、こういったライトノベル形式で書くというのは初めてなもので、不慣れな点もあるかと思います。ただ、自分の好きなライトノベルのような感じで書けるというのはとにかく嬉しいのです。何かしらのミスが恐らくあるかと思いますが、大目に見てやってください…。この作品を楽しんで頂ければ幸いです。前書きが長くてもアレですので、ここら辺で終わりたいと思います。どうぞ、「魔法使いの世界戦線」の世界を満喫してください。
――――意識が朦朧とする中、一人の小柄な少女が、透き通るような金色の髪を持った少年のもとへ駆け寄って行った。少女は悲しげな掠れた声で少年に叫んだ。
「…なんでっ…なんでそんなことになる状態まで…!!」
少年の身体は何かに切り刻まれたような傷がいくつもあった。口からも、傷口からも血を出し、壁に背中を付けてやっと立ち上げれる、まさに満身創痍の状態であった。
「…なんでって…お前らを…守りたい…からだ…よ…」
少年はそれだけ口にすると倒れ、それっきり動かなくなってしまった。