はじまりの朝
初投稿。 不定期更新かつ、面白いかも不明ですが・・・・。続けていけたらいいな・・・・・。
―――――窓から差し込む光で目が覚めた。
薄暗い室内には、隅に置かれた小さな机と自身が腰かける大きめの寝具が置かれるのみ。
こぢんまりとした部屋の中の空気は停滞した雰囲気を醸し出し、体の周囲にまとわりつくような感覚を受ける。
「・・・・・・・・・。」
そんな自分の部屋を、何も映していないような虚ろな瞳とぼんやりとした頭で見渡した後、ゆっくりと寝具から腰を下ろす。
枕元には清潔な着替えが用意されていた。
昨晩、自分で用意していたのだったか、記憶が定かではない。
スルスルと小さな音を立てながら着替えを済ませ、男はこの時間にしては遅めの食事をとるために部屋を出た。
屋敷の中央棟にある居間、そこから続く食堂へ行くための廊下を歩きながら男は顎に手を当てる。
・・・・・・何か忘れている気がする。
何だったか。喉元までは上ってきているような気はするのだが、此れと断定できるかどうか怪しい。
「・・・・・・たしか――――」
①知り合いの男に会う予定だった。
②手紙を送ってきた女性に会う予定だったか。
③使用人に用事を頼むことがあった筈だ。
感想部分で①~③いずれか選んでもらえたらなと。多い選択番号の内容で続きを作っていきたいなという感じです。まぁ、見てくれる人がいる前提ですが・・・・・・。