ケシキ
今日も 空を 見ていたら
君の 笑顔が 視界を覆う
「今日も来ました」と笑う 君
君と 空と 笑顔の ケシキ
一人で 見るより 澄みわたる
青い 蒼い 空が広がる
君と 過ごす 時だけが
いつも 早く 過ぎていく
「明日も来ますね」と寂しげに
君と 夕日と 閑な ケシキ
独りで 見るより しめやかな
赤い 紅い 茜が 切なく
風も 花も 木漏れ日も
朝焼け 夕焼け 星空も
独りが 一人に なってから
君と 出会った あの日から
全ての ケシキが 鮮やかに
優しく 淡く 煌めいて
僕の 心を 拐ってく
君に 伝えたい コトバは 有るけど
きっと 伝えることは 無い
だから せめて 今だけは
君と 僕と 彩る ケシキ
君の隣で 夢を 描いて
Transparenzの佐倉梨琥です!
今回で、3回目の投稿となります。
この詩は、「コトバ」で、「あなた」と呼ばれていた少年の視点から、書きました。
この二人を主人公にした、小説が書ければな~♪などと、思っておりますが…どうなるかは、わかりません…。
また、お会い出来ることを願って。