第9話 泳いで殴ってわいわいプール♪
更新が遅れました。 すみません。
ではおたのしみ下さい
「海水浴に行こ♪」
「私も行く〜」
突然なに言ってんだあんたらは! ちなみにそんなことをほざいてるのは当然美咲と柊先生だ。
「いまこそ行くときだよ!」
「そうだよ斉條クン♪」
「なんで今なんだよ! むしろいまこそ行っちゃダメだろ」
「「なんでぇ?」」
そんな上目使いで言われても俺には関係ねぇ……ん? なんだ? このスボンがひっぱられる感覚は……
「アタシも行きたいニャ」
ピエールか………しかし猫の上目使いは堪えるぜチクショー。 しょうがないこの時期の海は冷たいと思うな……
「海水浴は海が冷たそうだからダメだ。 室内プールなら許可する」
なぜか偉そうに言う俺。 そしてコイツはなぜか震えていた……
「……どうした?」
「イィィィヤッフゥゥァアホ」
「ブrrrrrrィヤッハァァァアホ」
「やったぁ」
上から美咲、柊先生、ピエールだ。 ってか美咲と柊先生去りげにアホって言ってないか? まぁよろこぶのは良いがテンション上がり過ぎだろ!?
あとピエールは普通に可愛かった。 だってバンザイの体勢でピョンピョン跳ねながら『やったぁ』だぜ? あれはヤバイよ………
「………で、どこのプールに行くか……」
実際この辺に室内プールってあんまりないんだよな………
「それなら私の家のプール使えばいいよ。 それなら貸し切りだし、無料だし♪」
「凄いね柊ちゃん」
「凄いねセンセ」
本当に凄いよこの人……。 そういえば柊先生の親父さん会社の社長だっけな………
「じゃあ水着買わなきゃね〜」
「買ってあげるから皆で買いに行きましょ☆」
「やったニャー」
ピエールは水着着るのか? 猫が水着着るのか?
「じゃあ明日にでも買いに行きましょ♪」
明日はゆっくり出来そうだな………
ザザーン………
ザザーン………
「広いねぇ〜」
「おっきいニャー」
なぜ波の音がするのかは謎だが確かに相当の広さだな。 流石は柊財閥といったところか………
「……で、ピエールはどこに?」
「ここだよ」
見知らぬ少女が首を傾げてこちらを見ている。
「ピエールだよぉ〜」
「ほんとよ」
自分がピエールだと主張している少女の横で美咲が少女の肩に手を置きながら言う。
「あたしの超能力でピエールを人化したの。 そうすればピエールも存分に楽しめるでしょ?」
「………確かに」
「じゃあ遊ぼ♪」
「ヤッホー」
「わぁい」
「おぉー」
みんな無邪気だなぁ。 しかしいつの間に直哉まで来たんだ? 全然気付かなかった………
にしてもみんな楽しんでるなぁ〜………
さてと、暇だからみんなの水着の説明でもしようかね。
まずは美咲。 白のビキニタイプだ。 セクシーよりカワイイって感じだね
次は柊先生。 美咲のとは正反対の黒ビキニでセクシーさが爆発している(意味不明)
最後にピエール………の前にまず人間版のピエール像を教えてしんぜよう(なぜか偉そう) 黒髪のショートでスタイルは少し子どもっぽい。 まぁ元気を絵に書いたような感じ。 水着は水色のビキニタイプでパレオを巻いている。
そんな三人を見る直哉の鼻の下はのびっぱなしだ。
「佐伯キモー」
「お前は死刑だ」
とうとう美咲と柊先生がキレて直哉を殴り始めた。 ピエールは戦線離脱して俺の隣に来た。
「まったくあのふたりは………」
「そうだニャ」
「………」
「どうしたニャ?」
「………なんでニャってつけてんの?」
「キャラを濃くしようと………ダメかニャ?」
「別にいいと思うよ。 アイツらキャラ濃すぎだもんな」
「そうだニャ。 じゃあこれからも語尾にニャをつけよう。 うん………ニャ」
「無理矢理つけなくてもいいよ」
そんな他愛のない話をしているとみんな(美咲&柊先生)がにこやかに手を振っていた。 足元には直哉の屍が転がっている
「う………ん〜」
なんと直哉が目覚めた! それを予測したかのようにふたりは同時に直哉を蹴りあげた。 しかも5、6メートルぐらい。
「行くよ柊ちゃん」
「わかったよ斉藤さん」
ふたりしてなんか出すような構えしてるんですけど………例えるとか○は○破みたいな感じね。 ってそんなことより
直哉ぁぁぁあ!
逃げろぉぉお!
「「ツイン・ファイア♪」」
心の叫び(もともと声を出す気はサラサラ無い)も虚しく直哉はファイアの餌食になった。 まぁ落下地点が水だから無事だろ。
【淳くんは見捨てるを覚えた。 テレレッテレーン♪】
再び二人はにこやかに手を振り始める
「「………」」
俺とピエールは苦笑いしながら二人の元へ歩いた。
数分後、直哉が復活していたのには正直驚いた。
「疲れたニャ〜」
「結構遊んだな」
みんな遊び疲れたようでもう帰ることになった。 まぁみんなと言っても俺とピエールと直哉(重傷)だけで残り二人はまだまだ元気だ。
「まだ遊びたいよぉ〜」
「よぉ〜」
「ニャー」
おいピエール! 無理に参加しなくてもいいんだぞ
「もう帰りたいよ〜。 ぐすん」
直哉は怪我や火傷で軽く泣いている。 惨めだよ本当に
「じゃあ俺は帰るかな。 そうだ! おい、美咲。 ピエール元に戻してやってくれ」
「えぇ〜! 戻りたくニャい〜」
「それなら大丈夫よピエール」
「ふぇ?」
どういうことだ?
「ねぇ淳。 あたし【一時的】なんて言ったかしら?」
「え?」
まさか………まさか一回人化したら戻れないとか?
「一回人化したらこれからは好きなときに人化したり猫化したり出来るのよ」
「えぇ〜!?」
「やったぁ」
ピエールはいつの間にか猫に戻り、バンザイしながらピョンピョン跳ねている。 うわぁ………癒される〜
「というわけだからヨロシク」
「ヨロシクぅ〜………ニャ」
また無理矢理………
「ただいまぁ〜………ぐふ……ぅ…」
「疲れたの?……ニャ」
疲れたもなにももう限界だよ………あのあと美咲を送ってって、そのあとピエール(人のとき)の服買ってやって、そんでやっと帰ってきたんだよ………ってまた無理矢理語尾にニャつけてるし……
「ボディープレスぅ〜」
「ぎゃぁぁあ!?」
「ニャハハハ☆」
なぜかピエールはプロレス番組に影響されて俺にボディープレスしてくるし……ん?
「よいしょっ…こらしょっ……」
「なにやってんの?」
なんか俺の足にピエールが自分の足絡めてんだけど……なんか嫌な予感
「よし、できた☆………ニャ」
「………なにが?」
「せ〜の………」
「え? なにやる気? 痛いのは無しの方向で………」
「4の字固め〜♪」
「いだだだだだ! イテェよピエール! てかそんなにルンルンでやってんじゃねぇよ! いだだだ………」
「ハブ? ハブするかニャ?」
ギブ(ギブアップ)って言いたいんだろうけどハブってお前……いてて
「ハブって言いなさい………ニャ」
「ハブハブハブハブ!」
「ハブじゃないニャ! ギブだニャ! では………レベル2〜♪」
「理不尽だぁぁぁあ!」
後々わかったことだが【4の字固め・レベル2〜♪】は美咲が伝授したらしい………
最近アイディアが全然出ないので、突然ですが新キャラを募集したいと思います。
みなさんヨロシクお願いしますm(_ _)m