第4話 アタシ視点だよ!ヒャッホウ♪
今日もいつもと変わらない朝。
いつもの時間に
『朝だぞ!起きろゴルァ!』
とドラえ○んの目覚ましに無理矢理起こされ、いつものように目覚ましを殴って止める。
この目覚ましに変えてから僅か3日…
既にボコボコに変形している。
「最近の目覚ましは脆いナ」
そう毒を吐きながら制服に着替える。スカートは短めだ。
そうすると愛しの淳が喜ぶから…♪
おはようございます。
淳の彼女にしてこの物語(?)のヒロインにしてエスパー少女…
斉藤美咲です。
え?名前が伊藤美咲に似てる?
まっさか〜…
え〜っと…晴れてこの度、淳視点からアタシ視点になりました。
やったね☆
「コラ〜!早くゴハン食べちゃいなさぁ〜い」
お母さんです。名前は斉藤佐織です。そんなことどうでもいいよね…(笑)
アタシは階段を一瞬で降り、朝一でお父さんの斉藤文仁(笑)にボディブローをかましてキッチンに向かう。
今日の朝食はカツ丼、天丼、親子丼を食べます。
でも太りません♪だって、女の子だもん☆(意味不明)
アタシは普通の2倍サイズのカツ丼と天丼と親子丼をペロリと平らげ、家を出る。
家を出ると淳が待っていてくれた。
「遅かったな美咲」
「ごっめ〜ん」
「いくぞ」
「うん」
いつものように軽く挨拶をして、登校
――――――
4時間目の授業がおわり、お昼時になる。
アタシは淳に
「屋上でお弁当食べよぉ〜」
と声をかける
「うん、いいよ。尚哉もどうだ?」
「俺はいいよ。恋人同士楽しくやってくれ」
さすが佐伯!よく解ってらっしゃる。アタシは淳と二人きりで食べたいのよ。
「でも…」
え?淳…アタシと二人じゃ嫌なの…?
「お前、俺ら以外に友達いないだろ…」
「…ゴメン。俺もご一緒させてくれ」
「よし。美咲もいいよな?」
「う…うん」
いいわけないじゃない!つーか佐伯も佐伯だよ!
なんでカップル水入らずを邪魔するのさ。
よし!これから佐伯には一緒にご飯食べたければ一回毎に1万払わせるようにしよう!
新たな決意を胸に屋上へ向かう
屋上へのドアを開けると一気にムワッとした空気が漂う
「もうな
「もう夏だなぁ〜」
セリフを被らせるなぁぁぁあ!
「そりゃそうだろ」
しかも普通に答えないでよ淳…(泣)
「お?先客が居るぞ…」
先客?
あっ!いた…、でもなんでフェンスの反対側に?
「あれって保健の柊先生じゃないの?」
そうだ!そうだよ!柊先生だ!
あの先生はアタシから見ても美人だし、生徒の相談にも親身になって聞いてくれるから皆からの信頼は厚いのだ!
ちなみに髪型は腰まであるロングの黒髪で顔はバランスが取れた美人という言葉が合うような感じだ。
おっと。話をもどさなくては…
とにかく柊先生がなんであんなトコに…
「柊先生〜」
柊先生は一瞬ビクッとなり声のした方を見る
「なにやってんすか?そんなとこで」
「先生はもう死にたいのよ…」
「え!?」
なぜ柊先生が…
こんなにも重いつめるほどのことがあったのだろうか…。
いつも強い女ってカンジだけどホントは痩せ我慢してるとか…?
アタシは頭の中で色々なことを考えてしまう
柊先生はやっと口を開いた
「実は…」
実は…?
アタシと淳と佐伯はゴクッとツバを飲む
「実は…今度職員でボーリング大会開くんだけど…先生とってもヘタなの…(泣)」
く…くだらね〜
「うぅ…わかります。先生。」
佐伯!?
「俺もすっごいヘタで最高23しかとったことありませんよ…」
あぁ…最近行ったときのスコアが自己新記録だったんだ…
「でも〜…先生は最高3なのよ…」
それは末期だね…
「そうだ!俺らが教えてやるよ」
「そうね、それがいいわ。いいでしょ?淳」
「いいんじゃないの?」
「マジ?やったぜー」
先生こどもみたい…
「そうと決まったら早速練習よ!帰る支度をなさい!」
「い、いまからですか?」
「思い立ったらNOW、って言うじゃない。さあ!ボーリング場へレッツゴー」
なんか違うような…
「「やった〜!サボれるぅ〜」」
あんたら…
なにはともあれこれから柊先生のボーリング練習に付き合うことになりました。
先が思いやられるよ…
ご意見ご感想お待ちしております。
え〜っと、次回は淳視点に戻ります。