第2話 学級閉鎖って長期休みを削るんだよな…
俺は数日前…美咲の料理を食べたばっかりに3日間も寝込んでしまった…
んで、久しぶりに学校に来たんだけどクラスの大半が流行りのダルダル病(噂ではダルすぎてなにもする気になれなくなる病気…らしい)で欠席。
よって学級閉鎖になってしまった。
っつーかダルダル病ってただのサボリじゃねぇかよ!サボリの為に長期休み中に学校来る羽目になっちまったじゃねぇか!コノヤロー
って一人で言っていてもしょうがないのでゲーセンにでも行くかな…
まぁ必然的に美咲も着いてくるだろうけどね…
「美咲ィ〜。ゲーセンにでも行こうぜェ〜」
「え?やったぁ!淳に誘われちゃったぁ♪イヤン」
「バカか…!じゃあ行こうぜ」
「イヤッフゥ〜♪」
マリオみたいな言葉を使うなよ…
っと、そんなことはどうでもいいとして…
他にも誰か誘うか…
おっ!そこに見えるは我がダチの佐伯尚哉じゃないか!
まぁ前に金的喰らわしたからその罪滅ぼしやな…
「尚哉ァ〜!ゲーセン行こうぜェ〜。」
「やだよ!金的喰らわされたし、家に帰って勉強しなきゃ」
あぁそうですかってカンジだな。まぁコイツは頭がいいから常にテストも上位に居なければクラスでの存在理由が無くなっちまうもんな。元々影超薄いし…
すると美咲が俺の後ろからヒョコッと顔を出した
「いいじゃない佐伯ィ〜。淳の奢りだよ」
「バ〜カ。コイツがそんなことで着いてくるわけが…」
「御一緒しよう」
あった…
俺たちは学校を出てゲーセンに向かった。
持ち合わせったっけな…?
ゲーセンに到着。
真っ先に美咲が
「コレやろうよ!」
と言い出した。
みなさんお馴染の太鼓の達人だ。
比較的俺は得意だが尚哉はどうだろう…ちょっとやらしてみるか。
「尚哉やってみろよ」
「お?佐伯が相手か。かかってこいや!」
「え?俺はいいよ。こういうのは…」
「負けたら一日勝った方の奴隷ね。勿論逃げても♪」
「おい。そんなこと言っていいんか?」
「いいのいいの」
「わかったよ。」
そして太鼓の達人が始まった。
数分後…
「うっ……ぅ…」
結果は尚哉のボロ負けに終わった。
最後の辺で尚哉は少し泣きそうになっていた。でも勝てるわけがない!なんせ超能力者が相手だ。故に予知も出来る
美咲はパーフェクトだった。
「そんじゃあ一日奴隷ヨロシク♪」
「くっ…!約束は約束だ。俺は何をすればいい?」
「とりあえず財布ちょうだい」
お前は鬼か!?
「そんなのやだよ!無茶言うなよ斉藤!」
「あれぇ?奴隷ちゃん、なんか言った?奴隷ちゃんが言っていいのは『はい』と『ごめんなさい』だけだよ!」
「はい。ごめんなさい」
そういうと尚哉は胸ポケットから革財布を出して美咲に渡した。勿論泣きながら
「さぁッ!淳ッ、佐伯ッ。アタシの奢りだ!存分に楽しみな」
それ俺の金なんだけど…、って顔で尚哉は美咲を見ていた。
まぁ俺は自分で金使わなくてよかったけど…
「じゃあ次はなにやろうか?淳ッ決めてよ」
「う〜ん…じゃあ格ゲーの『撲殺』でもやるか。」
「イヤッフゥ〜♪」
またマリオ化したよ…
では始めます。
このゲームは最大4人対戦可能なちょっと変わった格ゲーだ
まずそれぞれの使用キャラを紹介しよう。
まず俺は【葛藤の貴公子・具志堅】だ。様々なパンチを使い分ける頼りになる具志堅だ。
次に美咲。美咲は【孤独な女剣士・チッチキチ〜】を選んだ。主に剣と親指を使う。
そして尚哉は【唯一神・田中(笑)】!(笑)も名前にちゃんと入ってるのがいい味を出している。
そして戦いは始まった…
――――――
いきなり美咲…じゃなくてチッチキチ〜は田中(笑)に襲いかかる
しかし一応神だ。田中(笑)は剣をヒラリと避け、チッチキチ〜に右手のカウンターパンチを繰り出す。
チッチキチ〜は片手で受け止め…
田中(笑)の右腕を切り落とす。
「イッテェ〜!」
これって声も出るんだ… 案外凄いな…
田中(笑)はチッチキチ〜を蹴り飛ばした。
運悪くチッチキチ〜は俺…いや、具志堅の目の前で止まった。
チッチキチ〜と目があった。
…と思ったら一瞬にして首を落しやがった!
ヤベェ!美咲強えェ…
俺はリタイアし、体力が半分のチッチキチ〜と体力がほぼ満タンに近い田中(笑)のにらみあいが始まった。
しかし勝負はアッサリついた。田中(笑)の動きが止まり、チッチキチ〜の親指が田中(笑)の心臓を貫いた!
――――――
またもや超能力の力だ。
尚哉は不服そうな顔だった。
っつーか二人とも強すぎだし…
俺は瞬殺だぜ?瞬殺!
「あっつしぃ〜♪」
「ん?なんだ?」
「弱いね」
「ほっとけ!それよりもう帰るなんて言わないだろ?次なにやる?」
「次はカーレースやろうぜ?次こそは絶対勝つ!」
おぉ!尚哉リベンジ!
「望むところよ!」
あれ?もしかしてこれって伏線ってやつかい?
オイ!そりゃあないんじゃないの?
オレ見せ場ひとつもなかったじゃん!
オイ!
オイったら!
オイィィィィ!(江頭風)
率直な感想・評価をお願いします
え〜っと…つづく(笑)