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カメラのスイッチをオンにして配信を始める。

今日は街のお店屋さんの織物屋さんの売り物作成をやっていくつもりだ。


〈おっゲリラ?〉

〈ゲリラは定期(定期)〉

〈今日は夕方じゃん助かる〉

〈ここはいつかに作った織物屋だな〉


狭い店内だしいちいち立ってやるのも疲れるので床に座ってあぐらをかく。

足の隙間に突き刺さるのはいつものでかい杖だ。


(この織物屋さん異国のお土産風にしたいんだよな〜)


カラフルな糸をとりあえず作る。

赤、青、緑、黄色、あとは白と黒もいるか。


〈喋んないね〉

〈スミさん割とこれある〉

〈なんで喋らないんですか?〉

〈今日はまともな日なんだろう〉

〈喋らないのがまとも?〉

〈スミさん、視聴者いると思ってない。配信者ごっこの独り言してるわけだからむしろ喋る日が異常〉

〈へぇ〜ありがとうございます〉

〈コメ欄平和になったな〉

〈全盛期が怖すぎた〉

〈最高瞬間視聴者数5万超えたもんな〉

〈今は50人〉

〈正味まだ多い方やで麻痺ってる〉

〈せやでゲリラやし〉

〈登録者数は55万人のまま保ってるねぇ〜〉

〈人気配信者じゃん〉

〈登録者数だけはいっちょ前〉



糸を並べて色合いを確認する。

「あっ黒ミスったかな」

黒い糸を握りしめて開くと、黒い糸がピンクになっていた。


〈喋った〉

〈まともよりの独り言だからセーフ〉

〈杖使えよ〉

〈糸で髪括った。ポニテ可愛い〉

〈新ビジュアル公開〉

〈黒髪綺麗〉


邪魔だった髪をまとめ、作業を進めていく。

スカーフ、ブランケット、マット、絨毯。

1つづつ柄や色合いをイメージしながら作成していく。

糸がひとりでにまるで生きているかのようにフワフワと動き出し織り成していく。

陽光に照らされ体温が上がる。


〈なんか光ってない?〉

〈またぁ?〉

〈公園の芝生ぶり?〉

〈光るってことはヤバい素材使ってるのかもしれん〉

〈気になる時に限って独り言なしかよ〉


カラフルな玄関マットくらいの大きさのマットが出来た。

ブリッジを付けて素材の凹凸感を出したいと、再び魔力を込める。


〈オシャレ〉

〈ブリッジつけたら急に良くなった〉

〈あれ、これ……デス蚕かもしれん〉

〈マ?〉

〈でもちょい違うくね?こんなにデカいか?〉

〈デーモン蚕〉

〈は?〉

〈ダンジョン協会公式見てきたけどマジじゃん。同じ見た目〉

〈デーモン蚕ってこんなポンポン使っていいやつなん?〉

〈そんなわけないやん〉

〈新宿中央ダンジョンの110層のボスだったよ〉

〈矢野のパーティーが倒したやつか〉

〈人間みたいな見た目の蚕の悪魔〉

〈バカ強いじゃん〉

〈ハッハッハッハッ(乾いた笑い)〉

〈これぞスミクオリティ〉

〈デーモン蚕の玄関マット〜メイドインスミ〜〉


次は楽しくなってきてもう一個違う柄で今度は厚みを変えて作成した。

これはブランケットかな?棚や机にひいても良さそうだ。


〈この人黙々と何作ってるんですか?織物屋の商品?販売予定なんですかね?〉

〈……(遠い目)〉

〈販売予定は……無い〉

〈すみっコタウンの風景にお店があった方が映えるという理由で生み出された、商業街。数々の店と品物が並んでおり、内装までこだわって作っているんだが、客はおろか店員もいないのだ〉

〈説明ニキあざす〉

〈街にはスミさんしかいないしな〉

〈客:スミさん、店員:スミさん〉

〈改めて聞くと狂人っぷりが凄いな〉

〈鍛冶屋やばいよ切り抜きあるから見てきなよ〉

〈ほい URL :gfchijbhuhttps://syosetu.com/〉

〈オリハルコンの片手剣欲しいんだが〉

〈珍しくレア素材を正しく使った例〉

〈正しいんだが物足りない〉

〈中毒者は黙って〉

〈アダマンタイトのアームアーマーが欲しい〉

〈スミさん職業鍛冶師なのかもな〉

〈マット作ってますが?〉

〈湖とか木とか物まで作れる鍛冶師は聞いたことない〉

〈レア職業だろうな〉


こんなもんだろう。一息ついて水を飲むため、あぐらの間に挟んでいた杖を勢いよく地面に叩きつけ、天然水のペットボトルを創造する。


〈のむ?狐面はどーするの?〉

〈ワクワク〉

〈期待してるところ悪いがスミさん仮面ずらすだけやで〉

〈たまにある〉

〈口元見るにイケメン臭するんよな〉

〈エロい〉

〈水飲んでるだけだろエロいか?〉

〈色気が出てる〉

〈わかる〉



腹も減ってきたので、織物から離れた所で、アイテムボックスから鉄板と肉を取り出し、床へ置く。


「ファイヤーボール」


〈パチパチパチ〉

〈唐突な料理配信www〉

〈ロイ・マスタング〉

〈炎強すぎんか?w〉

〈火起こし検定一級〉

〈コレで無人島でもバッチリ〉

〈スミさんほぼ無人島みたいなところに既にいるんだなぁ〜〉

〈ってかあの肉何の肉?〉

〈そんなの知らねぇよww〉

〈霜降り尋常じゃないよwA5ランク?〉



焼けたのでそのままかぶりついた。

毎日ほぼ同じものを食べているので少し飽きてしまうが、肉はやっぱり美味しい。



〈料理配信ってかただの鉄板焼きww〉

〈えぇ?素焼き??〉

〈スミさんの食事シーンまとめ URL:gfchijbhuhttps://syosetu.com/〉

〈こんなの作るなwww〉

〈なにこれ間違い探し?何が違うか全くわからん〉

〈スミさんの料理配信の料理はいつも鉄板焼きステーキ〜素材の味そのまま〜やで〉

〈いつも同じなのに集めて動画にするとか暇人?〉



腹も膨れた事だし、戻って織物作りを再開したが、食事の後はやっぱり眠くなる。


「休憩〜」


〈あっ作りたてのブランケットで寝た〉

〈織物に埋もれてるスミさん〉

〈作ってお昼寝してご飯食べる生活小人みたいで可愛い〉




ゴーンゴーンゴーン

中央広場の自作の鐘がなる。


「あ!!!」

俺は勢いよく立ち上がる。


「グルウォォォオー!!!!」

けたたましい叫び声と共に豪風が肌を撫でる。


〈あっ!じゃねぇよ危ねぇだろ〉

〈二度目のボス配信(唸り声のみ)〉

〈ち、チビりそう……〉

〈夕方にやってる時点でちょっと心配してた〉

〈まともな日かと思ったらやっぱり頭おかしい〉



思ったよりも熱中し過ぎてすっかり時間を忘れていた。

俺は急いで中央広場のベルの元へ走る。


今まで配信で戦ったことは無かったが配信を切る暇もないし、丁度いいからここらで少し趣旨を変えて、新しい風を入れてみるのもいいかもしれない。


〈画面ブレブレ〉

〈はやっ〉

〈杖持って向かってるけどやっぱりメイン武器は杖で魔術で戦うんか!?〉

〈魔術師だとして、この走るスピードはなんなん〉

〈身体能力えぐいよ〉

〈ってか配信切らんの?〉

〈コレ神回かもしれん〉

〈なんか前もこの流れ見たよ〉

〈どうせぶち切りするんやで、ワイにはわかる〉


広場まで到着する。

ボスは既にリポップして鎮座していた。

対面してから動き出すタイプで本当に助かる。


リポップ時の咆哮と爆風で広場は少し壊れていたが、これを見越して広くしていたので多少何とかなる。


〈あ!!〉

〈え!??〉

〈ボス映った!?〉

〈バカでかいじゃん!〉

〈ドラゴン説あるな〉

〈説っていうかモロでは?〉

〈ヤバいヤバいガチの神回だ〉

〈拙者、あまりの迫力に泣きそうなんですが……〉

〈コレ勝てんの?救援呼ばんと〉

〈俺らが救援呼ぶとして何ダンジョンの何層って通報したらええの?〉

〈ホントどこなんここ〉

〈ドラゴンがボスの階層+スミさん以外の人がきてない未到達層だから……どこだろ〉

〈100層以下じゃない?〉

〈旭川動物園ダンジョンの100層はドラゴンだったよ〉

〈拙者も見たけど、正直比べ物にならん迫力ですわ……え?これなにドラゴン?〉

〈明らかノーマルでは無いことは分かる〉

〈でもスミさんこれ毎日討伐してるっぽいから救援は要らんでしょ〉


「え〜俺と六年間シェアハウスをしている、白丸くんです」


〈六年目にして待望の新キャラ〉

〈シェアハウスwwww〉

〈ひでぇwww〉

〈白丸の家にお前が住み着いとんじゃww〉

〈強制シェアハピ〉

〈草〉

〈むしろ追い出してる〉

〈ドラゴンに名前付けてる?〉

〈スミさんが建物や物以外の紹介してるの新鮮でヤバい〉

〈てかもしかしてだけど、めっちゃ貴重映像なのでは?〉

〈視聴者50人で独占していいやつじゃないw〉

〈日本どころか世界が注目しそう〉

〈俺らのスミさんが〜〉

〈お?視聴者バカ増えてるぞ〉

〈同接3万〉

〈うちのスミさんポテンシャルはあるんですよ〜〉

〈なにこれドラゴン?〉

〈聖属性のドラゴンらしい〉

〈なんか通報されてたっぽくて協会が監視してる〉

〈ソロ?〉

〈ボス部屋が街みたいなところもあるんだ〉

〈【注】これは人工です〉

〈?〉

〈街づくり系ダンジョン配信者なんです彼〉

〈なにそれ?〉



「あ、白丸くんもとい、聖白龍です。聖属性のドラゴンですね〜」



〈てか、こいつ懸賞金ダンジョン不法侵入者じゃん〉

〈ああ、行方不明者か〉

〈誰?〉

〈ちょっと前に賞金一千万に引き上げられて話題になったやつ。協会の掲示板に貼ってあるから探索者なら見たことあると思う〉

〈一般人やからわからん〉


「俺が毎日唯一会う生き物だから、お互い助け合ってます」


〈何言ってるの?〉

〈どういうこと?〉

〈ツッコミよろしくワイには無理や〉

〈恥ずかしくて古参も出てこない〉

〈喋ってないで早く倒してwww〉



俺は杖を置いてアイテムボックスに手を突っ込んで掻き回す。


「アレ?どこ置いたっけ?あ、あった」


取り出したのは一本の短剣。

一番最初に作った刀剣だ。


「今日は久しぶりに短剣で行っちゃいましょう!この短剣の素材は白丸くんの牙ですね〜白くて美しい刀身が魅力です」


〈草〉

〈スミさん頭おかしいわ〉

〈ちゃんとした短剣になってて残念な気持ち〉

〈分かる〉

〈これ危険じゃないの?余裕そうだけど……〉

〈S級探索者?〉

〈ソロだもんね。ランキングは?〉

〈あっ……あっ……〉

〈スミさんはFランク(剥奪されかけ)です〉

〈え?Fラン?〉


「というのも、ちょっと素材欲しいなって。牙とか逆鱗はドロップするけど、鱗綺麗じゃない?削いで採取してみようかなって思いまーす」


〈は?〉

〈は?〉

〈え??〉

〈スミさん供給過多だよ〉

〈一気に新情報やめてもろてよろしいか〉

〈討伐中に採取とか出来んの?〉

〈ドロップしか聞いたことないけど〉

〈ない〉

〈初耳学認定です〉

〈【ダンジョン協会本部】魔物素材は倒した後のドロップが基本です。討伐中に狙った箇所を採取できるなら今までの常識が変わります。何倍も素材集めがしやすくなるかと〉

〈やばァ……〉



「ああ、いかん。杖杖……」


〈老人か〉

〈本人はいたってこの調子〉

〈大事件ってわかってるのか?〉

〈分かってない〉


聖白龍は、ボス部屋内にいる俺を感知して威嚇してくる。

このままでは街が壊されかねないと、俺は杖を掲げ大きく息を吸って口を開く。

「結界!」


杖に付いている黒い宝玉がグルリと回転し、半透明の幕が天井から広場を囲うように地面まで降りていく。


〈結界術師?〉

〈てか結界で何を囲ってる訳?〉

〈自分もドラゴンも入れて囲ってるね〉

〈自分だけ、あるいはドラゴンだけ入れないと何も意味ないと思うんだけど……〉

〈スミさん多分街を囲ったんだと思う……〉

〈この範囲以外壊すなよってことね〉

〈スミさんがやりそうな事だな〉

〈どゆこと?〉

〈俺らもちょっとどゆことって言いたい〉

〈スミさん結界術師だったの!?〉

〈じゃあ短剣は?〉

〈剣士と結界術師と鍛冶師?〉

〈あと建築師〉

〈は?職業何個あるの?〉

〈俺らに聞かれても……〉

〈今挙げた職業全部あくまで予想だから〉



俺はそっと地面に杖を置く。

軽く重心を落とし、地面を踏みしめる。

広場の地面は色合いにこだわったレンガで洋風な街並みに合うようにしていたのだが、自身の踏み込みで割れる音がした。



ビュン



一気に距離を詰め、一太刀入れようとするがドラゴンは勿論躱そうとする。

太い足でドスドスと歩きレンガを大量に割っていく。

何が高畑に効くか分かっているかのような華麗な踏みさばき。

実際レンガを見る高畑の目は悲しみを帯びていた。


聖白龍は白くて美しい羽を羽ばたかせ上空に飛び立つ。

本来ならこのダンジョンボス部屋全体を飛び回ることができるのだが、結界によって上方移動しか出来ないことに気づくと力任せに体当たりを始める。

心做しか最初の頃よりも視線に殺意がこもっているように感じるが気のせいだろう。


高畑は右手に持つ短剣を握りしめ、ドラゴン目掛けて跳躍する。


〈ドラゴンの体当たりにも耐える結界……〉

〈いや、スミさん速!?〉

〈空飛んでる?〉

〈杖は!?本当に短剣でいくの!?魔術師でしょ!?〉

〈ワイらもスミさんの戦闘スタイルは初見なんで大興奮〉

〈えぐい〉


「刃を体に沿うようにスライドしまーす」


ガリガリガリガリ

野太い摩擦音が鳴り響き、剥がれ落ちた鱗がシャラシャラと音を立てて地面へ落ちる。


〈これで鱗ドロップ判定なん?〉

〈かなり大量に見えるのはワイの目がおかしい?〉

〈俺も見える〉


鱗を削がれ激昂した聖白龍は咆哮と共に体を白く発光させる。

瞬く間に傷口が回復し乳白色に光り輝く美しい鱗が再生される。


「白丸くんは何度でも回復するのでちまちま攻撃を与えても意味ないんだよね〜」


〈再生!?〉

〈えっぐえっぐえっぐ(卵)〉

〈これ勝てるん?〉

〈神がかった動きで白龍の爪斬撃を避けてる〉

〈常に死角をとって仕掛けてるね〉

〈え?もしかしてやっぱりスミさんって強い?〉


「鱗また取れるからいいんだけど」と独りごち、また短剣を滑らせる。


シャラシャラシャラ


「大量大量〜」


〈狂人か?〉

〈白丸が可哀想だ〉

〈ドラゴンが圧倒されている?〉


「グルウォォォオアアア!!!」

ドラゴンの口元へ恐ろしいほどの魔力が凝縮しているのを感じる。

パチパチと雷鳴にも似た様子で光を放ちながら口内の魔力を膨れ上がらせていく。


〈ドラゴンブレス!!!〉

〈絶対やばい絶対やばい〉

〈すみっコタウン崩壊か?〉

〈六年の文明が……〉

〈その前にタヒぬからこれ〉

〈救援はまだか!!〉

〈救援来ないのわかってるだろお前〉

〈スミさん素早いけど決定打与えられないじゃん〉

〈いやこれは、今素材集め中なだけで殺せるけど殺さないパターンで〉

〈何アホなこと言ってんだ〉

〈拙者もすみっコ歴長いから分かってきたでござる……〉



「ブレスはこの結界貫通しちゃうので、魔術に切りかえます」


杖の方へ手を伸ばすと吸収するかのように手に収まる。


「ブラックホール」


杖の宝玉の黒が光によって拡大していき、大きな黒い空間が生まれる。


〈これ、ワンチャン魔術師というより、あの杖が凄い説ある?職業は鍛冶師であれは自作の杖とか〉

〈杖ないと魔術使えないならありうる〉

〈スミさん杖なくても元気にクラフトしてたで〉

〈杖は基本洗濯物掛けてて使えないから〉

〈は?〉

〈洗濯物?〉



ドラゴンが一際大きく口を開き、頭をのけぞらせて光線を放つ。

俺はすかさずブラックホールをぶつけ相殺する。


〈この人何もの?〉

〈どんどん人増えてきたな〉

〈スミさん今度こそ炎上じゃなくてバズるといいな〉

〈こんなに簡単にドラゴンブレス消せるもん?〉

〈高レベルすぎて知らん〉

〈白と黒のコントラスト綺麗ですなぁ〜〉


これを何度か繰り返し、鱗を集めていく。

もう結構溜まったのでそろそろ終わらせる。


「じゃあそろそろ」


〈もう一時間くらいやってるね〉

〈安定してて安心して見れる〉

〈この人一人でなんで余裕なの?〉


白龍の上空にアイテムボックスを薄く広げるイメージで、今まで作成してきた刀剣や槍を振らせていく。

勿論散らからないように下にもアイテムボックスを置いて無限回収している。


〈壮観ですな〜〉

〈キラキラしてる〉

〈アダマンタイトとかミスリルぽい武器が見えたの気のせい?〉

〈気のせいじゃないでござるよ〉

〈結局とどめは魔術なんだ〉

〈杖使ってないけどな〉


「結構面白い配信になったよな~一人くらい見てるかな?やっほ〜ドラゴン倒したよ~」


〈無自覚にも程がある〉

〈おててフリフリしてる可愛い〉

〈ドラゴンソロ討伐とかヤバい〉

〈やっほ~(同接27万)〉

〈俺らは知ってたよスミさんは六年前から毎日ソロでドラゴン狩りしてること〉

〈じゃあ協会に報告しろよ〉

〈直接は見てなかったから……〉

〈ここのコメント欄、配信者に話しかけるスタイルじゃなくて視聴者同士の会話なのウケるな〉

〈だってスミさん見ないから〉

〈いつの間にかこのスタイルだよな〉

〈登録者70万人突破!〉



大量の鱗と、ドロップした聖白龍の魔石と牙、宝箱から出た聖白龍の大剣をしまって配信を切った。

 

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― 新着の感想 ―
アンリミテッドブレイドワーク!!!!!!!!!!!
白丸くんは記憶を引き継いでないのかな 6年間毎日ボコられるのきっついね
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