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スヤサキ君って実は…  作者: みえないちから
《第四章 陽太、兎姫(うさぎひめ)からお菓子をもらう》
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《エピローグ フラワームーンとボクの秘密》

ボクには誰にも言えない秘密がある。


いや、あった。それが正しいかな。


その秘密は、ボクが「月見夜つきみやルーナ」として配信者をしていること。


ボクの趣味が女の子の服を着ること。


この二つの秘密がボクも通っている大学の男子「真神陽太まかみ ようた」くんにバレてしまったこと。


はぁ、油断したなぁ。

バレないと思って高を括ったのがまずかったかな。

真神くんがバイトしているお店で、

ルーナのイベントするなんて、

でもいいライブハウスだったし、

もう他のライブハウスを探すのも時間的に難しかったし…


でも、ボクの秘密を知った真神くんをマネージャーにすることに成功した。

真神くんが快く引き受けてくれたから良かった。


それにまだ、あの秘密はバレてない…



「お嬢様?」

中村に声をかけられた。

「なにかな?」

「お嬢様。西園寺様から頂いたメイド服をクリーニングをいたします。脱いでもらえますか?」


「フフフ。もうちょっといいじゃない?このままでいさせてよ」


ボクは鏡の前で、上機嫌にくるっと回ってスカートをひらつかせた。

窓の外には大きな満月がオレンジ色に輝いていた。

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