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詩❲心理描写-暗❳

knokin' on heaven's door

作者: 日浦海里

忘れてたんだ


手を伸ばしてさ


まっすぐ空に

手を伸ばしてさ


握りしめたら

手に入るって

無邪気に信じていたあの日のことを


あの日もこんな青だったっけ


落ちてくる


墜ちてくる


空が光と墜ちてくる


光の中にあるその扉を

その扉を叩いてもいいかい?


そしたらあの日に信じていた空を

その先の何もかもを

手に入れることが出来るかい?




覚えてたんだ


手を伸ばしてさ


まっすぐ前に

手を伸ばしてさ


握りしめたら

手に入るって

無邪気に考えていたあの日のことを


あの日もこんな赤だったっけ


落ちてくる


堕ちてくる


空が光と堕ちてくる


闇の境にあるその扉を

その扉を叩いてもいいかい?


そしたらあの日に赤く染めた空と

取り戻したかったものを

手に入れることが出来るかい?




あぁ


落ちてくる


墜ちてくる


白く積み重なった雲は

雷雲だって知ってたんだろ


扉を叩いて鳴らした音は

一体誰に届いてんだろ



あぁ


落ちてくる


堕ちてくる


魅入られるような魔法の時間は

逢う魔が時って知ってたんだろ


扉を叩いて開いた先は

一体何処に繋がってんだろ


それでもどこかで信じたいのさ


この先に行けば手に入るって


だからさ


俺は


その扉を叩いてもいいかい?

その扉を叩いてもいいかい?

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― 新着の感想 ―
[一言] このタイトルを見ると、どうしても某有名曲が思い浮かんでしまう私です。 それもあってか、この作品全体が歌詞のように見えて、彼はどんなメロディーでこの思いを歌い上げているのだろうと、そんな風に読…
[一言]  扉をこじ開けるのではなく。  叩くのですよね。  開く意思の表明。  開くまえの合図。  開いていいかのおうかがい。  開いたむこうの様子を確かめる行為  手をかけるのには躊躇するので、…
[良い点]  独り言のような口調からは、切実、とまでは感じなくても。  焦がれ、懐かしむような気持ちと。  振り返り、名残惜しむような気持ちとが。  空が近付くにつれ増すようです。 [一言]  落ちる…
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