解説 連合艦隊艦艇紹介5
『重装甲空母秋津洲
全長290メートル
最大幅68メートル
速力33ノット
武装
10センチ連装両用砲12基24門
40ミリ4連装機関砲40基
20ミリ4連装機関砲80基
10センチ20連装対空噴進砲20基
搭載機135機
満載排水量70000トン
トラック島沖海戦で拿捕したアメリカ合衆国海軍太平洋艦隊旗艦の超弩級戦艦ユナイテッドステーツを、飛行甲板に200ミリの装甲を張り巡らせた重装甲空母に改装した艦艇になる。上部構造物が艦橋の一部と46センチ砲塔しか残っていなかった為に撤去工事は素早く終わり、空母として最適な速度を確保する為に機関換装工事を行い速力を向上させた。空母としての能力は超弩級空母大和級と同じ改装を行い、アングルドデッキを備え着艦帯は11度の角度が付与されている。蒸気カタパルトは4基備えられており、飛行甲板のレイアウトは蒸気カタパルトによる射出と着艦帯への着艦を、安全に並行して実施出来るようになった。甲板上での航空機の動線を合理化しハンドリングスペースを確保する為に、右舷側艦橋前に2基、後方に1基とし、また左舷側のエレベーターも艦尾側に設置している。防御面に於いても、空母にしては重防御を誇っている。飛行甲板は200ミリの装甲を誇り、1トン爆弾の急降下爆撃にも耐えうる重防御となった。バルジも装備し魚雷攻撃にも非常に高い抗堪性を見せた。
伊400級
全長125メートル
最大幅12メートル
速力
(水上) 20ノット
(水中)8ノット
武装
90センチ超魚雷海龍発射管4門
75センチ魚雷発射管4門
満載排水量
(水上) 3820トン
(水中)6860トン
搭載機3機
同型艦80隻
大日本帝国海軍連合艦隊の主力潜水艦である。世界各国が保有するどの潜水艦よりも巨大であり、圧倒的な高性能を誇った。理論的には地球を1周半航行可能という長大な航続距離を誇り、大日本帝国の内地から地球上のどこへでも任意に攻撃を行い、そのまま大日本帝国へ帰投可能であった。大柄な船体(水上排水量3820トンは駆逐艦朝潮級と比較してなお大きい)を持つが水中性能は良好であり、急速潜航に要する時間は1分である。零式水上偵察機の改良強化型である機体を3機搭載しており、潜水空母の異名を有していた。射出動力は圧搾空気を用いた専用のカタパルトを装備しており、それを用いて浮上から15分前後で3機全てを射出可能であった。戦争後半には3機の搭載機では無く、新兵器をカタパルトから発射する新機軸の潜水艦に改装される事になった。』
小森菜子著
『連合艦隊の歴史』より一部抜粋