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オマーン侵攻

1942年3月2日。遂にフランスとオランダによる、大英帝国保護国オマーン侵攻が開始された。



『オマーンに到着した大日本帝国からの援軍は、海軍連合艦隊が第1〜第4機動艦隊であり第1機動艦隊は超弩級空母大和級3隻と正規空母長門級2隻が配備。第2機動艦隊は正規空母金剛級4隻が配備。第3機動艦隊は正規空母扶桑級4隻が配備。第4機動艦隊は正規空母赤城級2隻と正規空母蒼龍級2隻が配備されていた。空母総数17隻艦載機総数2080機という凄まじい数を誇っていたのである。海軍航空隊も2個航空隊が派遣され、1個航空隊辺り400機という数を保有している為に800機もの機数を誇った。陸軍は1個方面軍約18万人と陸軍航空隊2個を派遣していた。陸軍1個方面軍は数だけをみれば非常に強力な援軍であったが、戦車師団の主力が九五式戦車であり、38ミリ砲と最大装甲厚30ミリしか無い戦車であった。ディーゼルエンジンを搭載し最大65キロの速度を誇り、高い機動力を誇ったが利点は速度だけであった。あまりにも貧弱過ぎる為に、航空支援前提での運用が命令されていたのである。

その為に海軍連合艦隊は空母総数17隻艦載機総数2080機を誇り、海軍陸軍航空隊の合計4個航空隊総数1600機という合計で3680機という異常ともいえる規模の航空兵力を派遣していた。3680機の機数は中小国では1国の保有機数を上回り一部の列強諸国の保有機数をも上回っていたのである。これにより大英帝国保護国オマーンに侵攻を開始したフランス陸軍とオランダ陸軍は、大日本帝国の誇る圧倒的な航空兵力の餌食となった。

フランス陸軍とオランダ陸軍はフランスがドイツの技術を接収して開発したⅣ号戦車を陸軍機甲師団の主力としていた。IV戦車は75ミリ砲を搭載し、最大装甲厚70ミリを誇る戦車であった。九五式戦車では正面から戦えば、全く勝負にならない性能差である。唯一九五式戦車がIV戦車に勝っているのは速度だけであり、九五式戦車の最大65キロに対してIV戦車は最大40キロしか無かった。その為にフランス陸軍とオランダ陸軍の機甲師団は、空を覆い尽くす程の航空機による空襲を受けたのである。それはフランス陸軍とオランダ陸軍が未だかつて経験した事の無い、規模と破壊力を有していた。』

小森菜子著

『帝國の聖戦回顧録』より抜粋

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