トルコ反攻作戦2
43式弾道弾と43式自走式多連装ロケット砲カチューシャによる攻撃の次は、大規模な空襲が開始された。大日本帝国陸軍航空隊の鈴木率道大将が司令官を務める、第8飛行師団が当然ながら空襲の主力を担っていた。
ジェット戦闘機火龍二型と三式戦闘機飛燕が制空権を確固たるものにしていた。三式戦闘機飛燕は二式戦闘機鍾馗の改良型であり、海軍連合艦隊の陣風改艦上戦闘機と同じように改良が施されていた。
エンジンを2000馬力を発揮する三菱重工製排気タービン過給器エンジンのハ43から、石川島播磨重工業製排気タービン過給器エンジンのハ45に換装し、三式戦闘機飛燕は最大速度830キロを可能とした。
大馬力を活かして防弾装甲も更に強化され、そもそもの機体も大型化された。これにより燃料タンクが大型化され、搭載弾倉や噴進弾の装備数も拡大した。これにより航続距離と継戦能力が向上し、フランス共和国とオランダ王国の各航空隊を更に凌駕する性能となった。
ジェット戦闘機と、それに匹敵する高速飛行をするレシプロ戦闘機に、フランス共和国とオランダ王国の各航空隊は翻弄された。そして武装も強力であり飛行する機体は、時間の経過と共に大日本帝国陸軍航空隊だけになっていった。そして遂に重爆撃機連山の爆撃が開始されたのだ。
この時点でこれ程の規模の戦略爆撃機を運用出来るのは大日本帝国だけであり、アメリカ合衆国がギリギリ追い掛けられるのみだった。その為に重爆撃機連山の爆弾搭載量は圧倒的であり、地上は地獄絵図となった。
投下される250キロ爆弾は膨大な数になり、無限にも思える時間に渡り降り注いだ。重爆撃機連山の飛行高度が9000メートルという高空であり、その重力加速度もあり尋常では無い被害を招いた。通常の対地支援攻撃ならもっと低空を飛行するべきだが、集中的な爆撃よりも広範囲への爆撃を狙った為に今回の飛行高度からの爆撃となったのである。
当然ながら大日本帝国陸軍とトルコ陸軍の地上部隊が進出していない事から、実行された爆撃でもあった。そしてその結果は明らかであり、43式弾道弾と43式自走式多連装ロケット砲カチューシャによる攻撃でただでさえ甚大な被害を被っていたフランス共和国とオランダ王国の各陸軍部隊は、壊滅状態となった。
その為に大日本帝国陸軍とトルコ陸軍の突撃が開始されたが、それは残敵掃討に終始する事になったのである。




