AL作戦2
大日本帝国海軍連合艦隊第1機動艦隊を発艦した艦載機は、520機にも及ぶ大規模なものになっていた。空母は4隻だけの機動艦隊ながらそもそもの艦体が空母にしては、常軌を逸する規模であるからこそ可能なものであった。その第1機動艦隊の艦載機に加えて海軍航空隊の第9航空艦隊、陸軍航空隊の第2飛行師団からも300機ずつが空襲に参加した為に、総数1120機という機体にアリューシャン列島は空襲される事になったのである。
対するアメリカ合衆国はアッツ島・キスカ島・ダッチハーバーの3カ所に同時攻撃を受ける事になったが、その対応は遅れに遅れた。何せ攻撃開始と同時に第1機動艦隊の艦載機は、通信施設をピンポイントで爆撃したのである。陣風艦上戦闘機は50キロ噴進弾14発を連射し、彗星艦上爆擊機は急降下爆撃を行った。
これによりアッツ島・キスカ島・ダッチハーバーの3カ所は一瞬にして、孤立したのであった。そこに激しい空襲が行われ、おびただしい数の爆弾が降り注ぐ事になった。アメリカ合衆国陸軍守備隊は、もはや手も足も出せない状態だった。通信施設を破壊された後には、高射砲や機関砲も破壊され一切の反撃手段を失ったのである。
何とかしたい状況であるがジープ等の車輌も爆撃により破壊され、銃火器しか残されていない為にただただ塹壕に逃れて空襲が終わるのを待つしか無かった。アラスカにいる陸軍航空隊もアッツ島・キスカ島・ダッチハーバーの3カ所と通信が途絶した事から異変を察知したが、輸送機を合わせても120機だけしか存在しない為に確証が無い中での出撃は躊躇われた。
そこで偵察機を派遣する事になったが、その偵察機はダッチハーバーに接近する直前に陣風艦上戦闘機により撃墜された。偵察機が叩き落された事により、大日本帝国が侵攻しているのは決定的となったがそこに海軍航空隊の第9航空艦隊と陸軍航空隊の第2飛行師団が、更に300機ずつの機体をアラスカに飛来させて来たのである。
これにより準州ながら史上初めてアメリカ合衆国本土が、大日本帝国により空襲を受ける事になったのである。この空襲によりアラスカの陸軍航空隊基地は破壊され、同じタイミングで大日本帝国陸軍による上陸作戦が開始された。
アッツ島・キスカ島・ダッチハーバーの守備隊に反撃能力は残されておらず、上陸作戦は無血占領で終了した。こうして大日本帝国は北太平洋の要衝を占領し、太平洋の制海権を確固たるものにしたのであった。




