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参戦

部屋に入る前、なんだか誰かに後をつけられている気がした。

しかし、気のせいだと思い前へ進む。

もっとも、後ろなど気にしていたらリリに大事な所を捕まれたり、廊下ですら押し倒されそうなので神経を張り詰める。

ロロはというと、

嬉しそうにリリから卑猥な単語を教わっていた。具体的には言えません。

そして、あの最悪な部屋にたどり着いた。

「でははじめましょうか」とリリ。

何もはじめる予定はないよっ!

「ロロに大人の愛を見せなければなりません。人間の交わりというものを実演しましょう」

しませんっ!

絶対しませんっ!

と言うと、リリはすごく不満げに指をくわえていた。

「じゃあ一人でやります」

近くにあったオモチャを手にとる。

「やめなさいっ!」

「だって」

潤んだ目でリリが見つめてくる。

だから反則っ!その目っ!



ひとまず、風呂に入りたかったので、二人を追い出して、

……まあリリにいろいろ準備はしてもらったが。

さらに昨日直した鉄の扉に

厳重に鍵をかけ、風呂に入った。

さすがに鉄は破られまい。




という思い込みは最強アンドロイドの前には利かなかった。

風呂に入ってから2分で扉が真っ二つだった。

「れーざーびーむだよっ」

「ロロちゃん素晴らしいわ」

……頭が痛くなる。

早速、きわどい下着だけをつけた二人が駆け寄ってくる。


「お背中、流しますわ」

その姿で二人とも入ってくる。

で、

「あら、なんだかぴったりくっついてイヤだわ。ロロちゃん、二人で脱がしっこしましょう?」

「うんっ」

とか言って、私の目の前で何やら始めましたよ。

うわーん。




プカーー



そして、湯船に浮かぶ二セットの下着。

私の前には裸の美少女二人。

押さえてますよ、今。悪かったな!

反応してますよ、アレがっ!

「ロロちゃん、ごらんなさい。あれがご主人様のからだよ」

「お兄ちゃんのからだ?わーいっ!」

必死にアレを隠す私を気にせず、抱きついてくるロロ。

リリはといえば、顔の横からその豊かな胸を……。


「ちょっと待ったぁっ!」

とそのとき、部屋の入り口に二人の姿。

ララとレンだ……っておい!

なんでお前らまで下着姿なんだよっ!

レンは恥ずかしいのか終始俯いている。

ララは堂々としているが。

そして一言。

「あたしたちも参戦するわっ!」

カーーーン。

ゴングが鳴りました。

皆さん、こいつらも真性のアホです。


二人は駆け寄ってくると、そのまま湯船に飛び込んで、


「邪魔ね」

布をすぐさま取って、というかララは自分のはおろか、レンのものまで剥ぎ取っていた。

だからなんでそうなるんだ!

かくべくして私の前には4人の美少女が、その肉体をさらけ出したのだった。

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