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陽気なアクバル

「私はただっ」

「処刑台の準備をっ」

どうやら言い訳は効かないらしい。

銀髪メイドの部下が足早に準備しにいったぜ、まったく。

相変わらず銀髪メイドは私のことにらんでるしさ。

「ララ様準備しました」

「馬鹿者っ!誰がムチを用意しろと言ったあっ!」

「あ、あ、アクバル様が、そのえ、え、」

メイドが困った声で言った。


「えすえむ道具持っていけと、おっしゃられて……」


アクバルを見るとニヤニヤした顔で銀髪を見ていた。


「あ、アクバル様、な、なぜっ」

おほん、と一息してからアクバルが言った。

「いやあ、キミってばなかなかSだから」


スパーン


「違いますっ」

なぜか私が叩かれた。

スリッパを手にした銀髪が叫ぶ。

「早く処刑台をっ!」

すばやくメイド到着。

「お持ちしました」

「馬鹿者っ、これは三角木馬だっ」


またもアクバルの仕業らしい。

アクバルをみるとまた何やらニヤニヤしている。

今気づいたのだが、アクバルは小型マイクを装着しており、それで指示しているらしかった。


「アクバル様なぜこのような悪戯をっ」

さすがに銀髪は王に

怒った。

「だってさあ、」

アクバルは言った。

「別にソイツ悪くナイじゃん」


正論である。私はアクバルを見直したぞ。

「いえっ!犯罪者、性犯罪者です死刑ですっ!」

銀髪はまだ怒りが収まらずしまいには、

「…………ぅっ……ぐっ……ぅえーんっひぐっう」

泣き出したのだった。

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