コントロール
と、私は少し離れた場所にレンの日本刀が置かれているのを発見した。
あんなとこにあると危ないので、ひとまず拾っておくか。
そう考えて、
歩いて日本刀の元に寄る。
その刀は確かに立派なものだった。
刃には
「魔厳蝋」と焼き印されていて、
持ってみると、軽い。
ちょっと振ってみると、風を切るような音がした。
長い刃渡りで、ピカピカと金属部分が輝く。
「かっこいいな……」ふと、レンの悲鳴が聞こえた。
「かたなにさわるなーっ!!ばかーっ!!」
一体この刀が何だって、
と思っていると、
あれ?
刀が手から離れない。
気のせいかと思って手を開こうとするも、
「は、はなれないっ……」
そして、突然体が引っ張られた。
これは刀の力なのかっ?
「な、なんだこれはっ!」
自分の体なのにまったくコントロールが利かなくなり、刀を持ったまま
私はレンの元へ走り出すことになってしまったのだった。
「みんなあああ!
はなれてえええ!」
体の自由を失ったままレンの元に突進する。
ララとリリは驚いたように振り向いて、
非難をはじめた。
が……、
「こっちくるなーっ!」
進行方向には横たわったレンがいて、
もうどう考えても……。
突然、鞘が飛んできた。
キャッチ。
「やった!」
もしかしたらこれで収まるかも。
と、急いで刀をしまうも、
「やっぱりはなれない!!」鞘ごと手にくっついてしまった。
「いやああああ」
レンが悲鳴をあげて、
結局、