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爆破

ピンクにライトアップされた部屋で、浴槽に浸かる男が一人。

浴槽の横には、手に届く範囲でありとあらゆる

「オトナのオモチャ」が並べられていた。

「悪意を感じる……」

どう考えてもリリの仕業だ。

これをどうしろと……、とルカがそのひとつの電源を入れると、


ウィンウィンウィン


変則的に動き始めた。すぐに電源を切る。

他の人なら大喜びだろうがルカにはイマイチ喜べない。ちなみに、

ルカは用意深く鍵をかけてきたので、リリが入ってくる心配はなかった。

……さっきからガチャガチャと音がするけども。


はあ……。

ルカがため息をついた。

なんだか旅より疲れる気が……。

「あかない……」

という声が聞こえる。

まただよ、一体どんだけだよ、ルカが頭を抱える。


と、突然静かになった。


「あきらめたらしい……」

ようやく気分が落ち着いてくる。まあ、この変な道具も、飾りと思えばそれほど気分が悪くならないな。

変わったバナナのオブジェ、いや椎茸、いやコケシ、うーん、コケシバナナだ。

とか一人で考える。

「なんだコケシバナナか」

そう声に出すとなんだか、気分が軽くなってきた。

「コケシバナナだ。そうだコケシバナナ!」

だんだんテンションが上がってくる。

「バンザーイ!

コケシバナナ

バンザーイ!」

電源を入れてウィンウィンさせる。「アフォー!

キングオブダンスこと

コケシバナナ様の

華麗な腰フリだぜ。

フォーっ!!

ダンスフォー!」

とかやっていると、

突然爆音がした。

「ななななんだ!!」

浴槽を出て、コケシバナナを両手に踊っていたルカはワケがわからなかった。というかルカ自身よくわからない人だったが。

どうやら爆音は扉の方かららし……、

扉だとっ!

ルカが振り向くと、

煙がもくもくと立ち上げ、床には

扉の残骸があった。向こうで、ほこりを払う音。

そして、ルカが見たのは足元に数十のダイナマイトをおいたリリの姿だった。

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