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49日目

 1km以上の超長髪の美女は、自宅でいつもの3人と居た。

超長髪の美女は3人の自慢の長い髪の毛を自慢していた。


「見てこの美しすぎる長い髪を!」

「また始まった…。」


 ねずみ君がそう呟いた。三人はいつもの事だと聞き流している。


「この真っ赤な薔薇のように美しすぎる髪!真っ赤なスイートピのように可憐すぎる髪!真っ赤なカーネーションのように愛らしすぎる髪!」

「そう言えばさぁ…。」


わに君が突然話を遮った。


「君の髪の毛って多分世界一長いよな?」

「いいえ!宇宙一よ!」

「…。…。…。まぁ太陽系一長いのは間違いない。」

「でっしょー?!」

「それならギネスに申請して見たら良いんじゃね?」

「ギネス?!考えもしなかったわ!」


 もぐら君とねずみ君も順に賛同した。


「いいなそれ!」

「しようしよう!」

「そうね!ワラワの髪の長さと美しさが宇宙一なのを世間に周知させるいいチャンスだわ!」


 4人は早速ギネスに申請した。


「申請が受理されるのは最低3ヶ月だってさ。」


 わに君ががっかりしたように呟いた。もぐら君も後に続いた。


「3ヶ月…90日か。長いなぁ。」

「でもその間にも髪は伸びるのよ!90日後伸びに伸びた髪の毛を測ってもらいましょう!」

「それもそうか!」


 3人は納得した。


「ああ!90日後が楽しみだわ!」

髪を全て失うまで後51日!

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